VPSとは、いわゆる仮想専用サーバーのことです。
自動売買取引を行う場合、常に取引画面を開き続かなければならずPCに負担がかかるので、専用のサーバーを借りて取引します。
よって、裁量トレードを行っている人には基本的に必要ありません。
VPSを初めて使う人にとって、設定や業者選びは難しいので、この記事でVPSの基礎知識やおすすめの業者について詳しく解説します。
最後まで読めば、自分に合ったVPS業者見つけて自動売買を始められるので、ぜひ参考にしてください。
目次
VPSとは?
VPSは、Virtual Private Serverの略語です。
日本語にすると仮想専用サーバーのことで、その名の通り、仮想上のサーバーでインターネットを使えるようになります。
通常のFX取引であれば、VPSは必要ありません。
しかし、自動売買取引の場合は、VPSをレンタルして常に取引画面を開いておく必要があります。
FXの自動売買をするならVPSが必須!
繰り返しになりますが、自動売買取引をするならVPSはほぼ必須です。
自動売買とは、取引画面にツールを設定することにより、自動でFX取引を行ってくれるツールを指します。
自動売買取引中は、必ず取引画面を開いておく必要があります。
ただし、通常のPCで常に取引画面を開いておくとPCに負荷がかかったり、PCが落ちて損失を被ってしまう可能性があります。
これらのリスクを避けるためにも、月額を払ってでもVPSをレンタルすべきです。
通常のVPSとFX用VPSの違い
通常VPSとFX専用VPSは、基本的にほとんど同じです。
FX専用VPSは、FXに特化して機能を絞っているため割安です。
自動売買が目的なら、基本的にFX専用VPSで大丈夫ですが、その他の用途で使う可能性のある人は通常VPSを選ぶ方が無難です。
どちらも、月額に大差があるわけではありません。
しかし、長期間運用するならランニングコストも重要なポイントなので、慎重に検討することをおすすめします。
VPSのメリット
VPSを利用するメリットは、以下の通りです。
- PCに負荷がかからない
- 安心して自動売買を利用できる
- 外出先でも自動売買を弄れる
PCに負荷がかからない
VPSのメリット1つ目は、PCに負荷がかからないことです。
自動売買ツールは必然的に取引画面を開きっぱなしにするため、24時間稼働させ続けるとなるとPCにかなりの負荷がかかります。
VPSを使えば仮想サーバー上で取引画面を開いておけるので、PCを閉じても大丈夫です。
安心して自動売買を利用できる
VPSのメリット2つ目は、安心して自動売買を利用できる点です。
PCで自動売買の取引画面を起動していると、PCが落ちて自動売買がストップしてしまう可能性があります。
特に、運用額が大きい場合は死活問題です。
思わぬ損失を防ぐためにも、自動売買はVPSで稼働させることをおすすめします。
外出先でも自動売買を弄れる
VPSのメリット3つ目は、外出先でも自動売買を弄れることです。
仮想上のサーバーで自動売買を設定すれば、外出先でも自動売買にアクセスすることができます。
また、VPS業者によっては専用アプリが用意されていることもあります。
VPSで自動売買を設定しておけば、いざというときに自動売買の設定を弄れるので便利です。
VPSのデメリット
VPSのデメリットは、以下の通りです。
- 月額料金がかかる
- 設定までが少し複雑
月額料金がかかる
VPSのデメリット1つ目は、月額料金がかかることです。
VPS業者やプランによって異なりますが、もっとも安いプランでも1,000円程度の月額料金がかかります。
自動売買を稼働するには、ある程度の費用がかかると覚えておきましょう。
設定までが少し複雑
VPSのデメリット2つ目は、設定が少し複雑なことです。
VPSの契約自体は簡単にできますが、設定後にサーバーにアクセスして自動売買を設定するのはやや複雑です。
VPS内で自動売買を設定するのはやや難しいので、調べながら行うと良いでしょう。
VPS業者選びのポイント
VPSは業者によって、月額やサーバーの性能が異なります。
サーバー業者は、次の3つのポイントを元に選ぶようにしましょう。
- 月額料金の安さ
- サーバーの安定性
- 運営会社の実績
それぞれについて、詳しく解説していきます。
月額料金の安さ
サーバー業者を選ぶポイントの1つ目は、月額料金の安さです。
VPS業者によって月額料金が異なるので、できるだけ最低限の機能で安い業者を選ぶのが良いでしょう。
また、月額だけでなく、初期費用も必要になる場合があります。
初期費用は業者によって様々ですが、およそ3,000〜5,000円ほどが目安です。
サーバーの安定性
サーバー業者を選ぶポイントの2つ目は、サーバーの安定性です。
サーバーの性能も業者によって違うので、下手な業者を選んでしまうとサーバーが落ち、損失を被ってしまう可能性があります。
それぞれのスペックについて解説すると、以下の通りです。
SSD/HDD:データを保存できる量
CPU:計算速度が速くなる
自動売買を稼働させるだけなら、過度にスペックにこだわる必要はないでしょう。
運営会社の実績
サーバー業者を選ぶポイントの3つ目は、運営会社の実績です。
前述の通り、急なサーバーダウンは思わぬ不利益を招く可能性もあります。
そう考えると、過去にサーバーダウンしたことの少ない、実績のあるVPS業者を選ぶほうが無難だと言えるでしょう。
FXでおすすめのVPS会社ランキング
FXの自動売買用にVPSをレンタルするなら、次の3つの業者がおすすめです。
それぞれの価格やスペックを一覧にすると、次の通りです(スタンダードプランで比較)。
業者名 | 価格 (月額/初期) | メモリ | ディスク | CPU |
お名前.com FX専用VPS | 1,353円/無料 | 1.5GB | 60GB | 2コア |
ABLENET | 1,375円/無料 | 1.0GB | 60GB | 2コア |
ConoHa VPS for Windows | 979円/無料 | 1.0GB | 100GB | 2コア |
【1位】お名前.com FX専用VPS
お名前.comのFX専用VPSは、コストパフォーマンスが抜群です。
月額1,716円から自動売買の運用に十分なスペックのサーバーを利用でき、さらに現在は他社対抗キャンペーンで30%オフ。
初期費用は無料で、月額1,353円から利用できます。
コスパの高いVPS業者が良い!という人は、お名前.comのFX専用VPSがおすすめです。
【2位】ABLENET
ABLENETは、途中でプラン変更する可能性のある人におすすめです。
リーズナブルな価格に加え、中途のプラン変更がいつでもできるので、自動売買の運用がより柔軟に行えるようになります。
また、ABLENETではスマホ専用のアプリも用意されています。
スマホアプリ上でVPSにログインしておけば、いつでも自動売買の設定を弄れるので、外出先で設定変更したい人にも適していると言えるでしょう。
【3位】ConoHa VPS for Windows
ConoHaのVPS for Windowsは、月額を無駄にしたくない人におすすめです。
月額の利用料金が設定されており、データ使用量が月額料金に満たない場合は、時間単位の課金に変わる仕様になっています。
また、基本料金自体も非常にリーズナブルです。
自動売買をいつまで稼働するかわからない、という人は、ConoHaのVPS for Windowsを利用すると良いでしょう。
自動売買をやる際におすすめの海外FX業者は?
VPSを利用して自動売買をやるなら、以下の業者がおすすめです。
- Axiory
- exness
- XM Trading
Axiory
手数料を抑えて取引したい人は、Axioryがおすすめです。
Axioryはスプレッドの狭さと約定力の高さがウリで、スキャルピングのような短期取引に適しています。
また、信頼性の高さも魅力として挙げられます。
2011年から運営されていますが、出金拒否の事例もないため、初めて自動売買を利用する人でも安心して利用できるでしょう。
Axioryの口座開設はこちらから可能です。
\口座開設はこちらから/
また、Axioryについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
exness
ハイレバレッジで取引したい人は、exnessがおすすめです。
exnessではなんと無制限のレバレッジを提供しており、口座残高次第では他の業者ではできないような取引が可能です。
また、スプレッドやスワップポイントなどの取引条件も優れているのが魅力です。
exnessの口座開設はこちらから可能です。
\口座開設はこちらから/
XM Trading
ボーナスを使って取引したい人は、XMがおすすめです。
XMでは常に豊富なボーナスキャンペーンを行なっており、口座開設や入金するだけでも十分なボーナスがもらえます。
また、XMは海外業者でもっともメジャーなので安心感もあります。
少額投資でもボーナスでお得に取引したい!という人は、XMで取引するのも良いでしょう。
XMの口座開設はこちらから可能です。
\口座開設はこちらから/
FXのVPSまとめ
自動売買を利用するなら、VPSはほぼ必須です。
取引画面をそのまま開いて放置しておくと、パソコンに負荷がかかったり、思わぬ損失を受けたりする可能性があります。
VPS業者を選ぶときのポイントは、次の3つです。
- 月額料金の安さ
- サーバーの安定性
- 運営会社の実績
サーバースペックや料金は、業者によって異なります。
自分の運用目的に合ったVPS業者を選択し、快適に自動売買を運用してみましょう。