FX業者には、LANDFXなど、低いスプレッドにこだわっているところはいくつもあります。
もちろんユーザにとってはスプレッドは低い方が嬉しいですが、競走が加熱しすぎると業者自体の収益を圧迫し、そもそも存続ができなくなって潰れてしまう、、ということになってしまったら元も子もありませんよね。
そんな中、GemForexは数少ない、「低スプレッド競走不参加」を宣言している業者です。
こう言う事を宣言してしまうと、ユーザが離れてしまう可能性もありますが、あえてGemForexはユーザの目先の利益より全体的な事業の安定性を優先したのだと察します。
この勇気ある宣言に、個人的にはとても好感を持っています。
今回はそのGemForex(ゲムフォレックス)のスプレッドについてまとめたのでシェアします。
目次
GemForex(ゲムフォレックス)とは
GemForex(ゲムフォレックス)は、海外FX業者の1つであり、その使いやすさから初心者ユーザも多く、実際に高い評価を得ているFX業者です。
GEMForex(ゲムフォレックス)の特徴
簡単にいうと、GemForexには下記のような特徴があります。
長所が非常に多いですが、短所もあるのでどちらもチェックしておく事が重要です。
長所
短所
- 取得しているライセンスの信用度が低い
- 取扱い銘柄数が少ない(FXは37種類、株式10種類、貴金属2種類のみ)
その他の詳細はこちらでまとめているので、さらに知りたい方はこちらを見てみてください。
GemForex(ゲムフォレックス)のスプレッドに関する基礎知識
まずは、本題に入る前に少しだけGemForexのスプレッドの基礎知識について説明します。
GemForex(ゲムフォレックス)のスプレッドは変動スプレッド
スプレッドには、下記2つのタイプがあります。
結論として、GemForexは変動スプレッド制度を採用しています。
- 固定スプレッド
- 変動スプレッド
固定スプレッドはスプレッドが常に一定値をキープするもので、一方で変動スプレッドは、スプレッドの幅がタイミングや時期に応じて変動するものです。
それぞれ、簡単に特徴をまとめると下記のようになります。
固定スプレッドの特徴
- 常にスプレッドが固定のため、トレードがしやすい
- 市場の状況などに左右されないため、常にモニターしている必要がない
- 相対的に、変動スプレッドよりスプレッド幅は広くなる
変動スプレッドの特徴
- 固定スプレッドより狭いスプレッドが期待できる
- 場合によっては、固定スプレッドより広いスプレッドになる時がある
- 常に市場の状況や要人の発言をモニターしている必要がある
住宅ローンを組んだ事がある方なら、イメージとして、「固定金利」か「変動金利」かの違いと聞くとイメージしやすいかもしれません。
これも、何十年も金利を固定として考えるのか、変動する前提で金利を考えるのかで、場合によって大きく支払額に差が生まれます。
「どちらを選ぶべきか?」についてはトレードが長期か短期かでも変わってくるので、一概には言えません。
自分のスタイルに応じて選びましょう。
GemForex(ゲムフォレックス)のスプレッドは口座タイプによって異なる
GemForexには下記の通り2種類の口座があり、それぞれスプレッドの幅が異なります。
特徴
- オールインワン口座
- ノースプレッド口座
特徴としては、それぞれ下記の通りです。
こちらも、ボーナスとスプレッドどちらを重視するか、どちらがお得かはトレードのスタイルによるので一概にどちらがいいかは言い切れません。
端的には、一日に何回も取引するような攻撃的なトレードスタイルであればノースプレッド口座、そうでなければオールインワン口座がよいと思います。
オールインワン口座
- 長所:ボーナスが受け取れる
- 短所:スプレッドがノースプレッド口座に比べて広い
ノースプレッド口座
- 長所:スプレッドがオールインワン口座に比べて狭い
- 短所:ボーナスが受け取れない
GemForex(ゲムフォレックス)でのスプレッドの確認方法
GemForexのホームページ上では下記の通りスプレッドは公表されていますが、あくまでこれは平均的な値を記載しているのみです。
実際に注意書きにも下記の通り記載がありますね。
「※当社は変動スプレッドとなりますので、あくまでも参考値としてお取引のご参考にして下さい。」
「じゃあどうやって本当のスプレッドを確認すればいいの?」と思う方もいるかもしれませんが、そんな方には「Spread Meter」というMT4/MT5向けのインディケータをインストールして使う事をお勧めします。
Spread Meterのインストール方法及び使い方は下記にまとめてあるのでまた使ったことのない方は参考にしてみて下さい。
GemForex(ゲムフォレックス)は低スプレッド競走不参加宣言!
さて、本題として、GemForexのスプレッドについて調査・検証した結果を説明していきます。
GemForex(ゲムフォレックス)のスプレッド
まず、GemForexで発表されている、スプレッド情報について確認してみましょう。
なお、2タイプの口座(オールインワン、ノースプレッド)についてそれぞれ紹介します。
オールインワン口座
ノースプレッド口座
主要FX業者とのスプレッドの比較
それでは、次に主要なFX業者とのスプレッドの比較をしてみましょう。
なお、比較にあたって下記の条件としました。
- 変動スプレッドを採用している次の業者で比較:TradeView(トレードビュー)、TitanFX(タイタンFX)、Axiory(アキシオリー)、LandFX(ランドFX)、GemForex(ゲムフォレックス)
通貨ペアとしてはメジャーなUSDJPY、EURJPY、GBPJPY、AUDJPY、EURUSD、GBPUSDに絞りました。
平均スプレッド/最低スプレッド両方が公表されている場合、平均スプレッドの値を採用
単位はpipで表示してます
取引ごとに手数料がかからない口座(オールインワン口座に相当)と、手数料がかかる口座(ノースプレッド口座に相当)のそれぞれで比較
オールインワン口座での比較
オールインワン口座では、下記のような比較となりました。
これを見ると、低スプレッド競走不参加宣言と言いつつも、GemForexはトップクラスの低スプレッドである事が分かると思います。
総合的には業界随一の低スプレッドを誇るLandFXには劣りますが、AUDJPYやEURJPYなどは同等かそれ以上のスプレッドを持っており、かなり優秀と言えます。
ノースプレッド口座での比較
次に、取引ごとに手数料がかかる、ノースプレッド口座で比較してみました。
こちらで比較すると、オールインワン口座ほどの勢いは感じませんが、他の業者と比べても遜色ないレベルである事が分かると思います。
実際のスプレッドをモニターする方法
ここまでスプレッドを比較してきましたが、要注意なのはあくまでこれらの数値は公式ホームページ上で公表されている数値であり、変動するリスクがあるという事です。
「じゃあ、実際にはどんな時にどれくらい変動するのか?」
という事を知りたい時に、下記Spread RecorderというMT4用のインジケータが便利です。
fa-arrow-circle-right外部リンクspread_recorder.mq4
こちらに関しても記事ができ次第シェアするので、お楽しみに。
まとめ
今回は、低スプレッド競走不参加宣言をしているGemForex(ゲムフォレックス)について、スプレッドを調査してきました。
結論としては、競走不参加と言いつつも十分に低いスプレッドで、特にオールインワン口座については業界随一のLANDFXに迫るほどの低スプレッドが実現できている事が分かりました。
なお、海外の取引所では、残念ながら詐欺や出金拒否などが頻発しています。
何も分からない状態からトレードを初めて、資金が10倍になった!と喜んでいたら出金拒否。
そのまま資金がなくなってしまうなんていう事もあります。
私もまだ取引を始めたばかりの頃は、苦い経験をしてきました。
自分の失敗を無駄にしないためにも、せめてこのサイトの読者だけでも勝って欲しい!のです。
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