
匿名で取引できる、プライバシー管理に特化したサービスを提供しているんだ!
DeFiにチャレンジしてみたいけど、海外のサービスを利用するのはセキュリティ面で怖い印象がありますよね。
今回は、そんな人たちを対象に、安全に利用できるDeFiプロトコルである「Manta Network(マンタネットワーク)」について解説していきます。
この記事を読めば「安心安全に取引できるDeFiプロトコルってないの?」「Manta Networkの概要を知りたい」「DeFi最新の魅力的なサービスを知りたい」などのお悩み・疑問を解消できます。
この記事のまとめ
- Manta Networkはあなたの情報を匿名にするDeFiプロトコル
- PolkadotとKusamaの2つの仮想通貨が利用できる
- Mantaトークンの手数料が安い
- Manta NetworkがWeb3.0の価格変動を変えてくれる
目次
Manta Networkとは?
セキュリティに特化したDeFiプロトコル「Manta Network」
これって一体どんなサービスなんでしょうか?
じつはこのサービス、現在のWeb3.0の状況を改善してくれる革命的な機能をもっているんです!
ご紹介するのは、まだまだ整備中であるWeb3.0を安全に利用するために重要な機能ですので、Manta Networkの特徴をひとつずつ理解していきましょう。
①DeFiのオープンソースプロトコル
従来、DeFiで利用できるプロトコルのほとんどは自己責任型のものばかりなんです。
たとえば、仮想通貨をスワップする際にはウォレットコードの入力を間違えてしまえば、あなたの資産が消えてしまいますし、ハッキングされたらそのまま資産を失ってしまうなど、セキュリティ面が未整備の部分もたくさんあります。
また、スワップやDEXなどの機能を利用するときには、専用のエクスプローラーでトランザクション処理の履歴を調べれば「誰がどの時間にどんな取引を下のか」が分かってしまいます。
とくに知人との取引など、知り合いとの取引を行う際には、送金額などが透明化しているためプライバシーなんてあったものではありません。
Manta Networkは、その処理に匿名性を持たせ、安心安全に取引が利用できるようになります。
用語説明
トランザクション処理
仮想通貨取引で発生する処理手続きをまとめて実施する仕組みであり、仮想通貨によってその処理速度が大きく違います。
一貫性のある処理を行ってくれるため、改ざんを行いにくいという特徴を持つ処理機能です。
②Polkadot&Kusamaで利用可能
Manta Networkは仮想通貨である「Polkadot」「Kusama」のパラチェーンとして利用できるプロトコルです。
どちらも世界的な知名度を誇る仮想通貨であり、日々ユーザー取引が実施されているため、将来的にも早めのセキュリティ対策が必要です。
Manta Networkを利用することによって「Polkadot」「Kusama」を安全に利用できるようになるので、それぞれの仮想通貨を持っている人に大きなメリットがあるサービスです。
③ゼロ知識証明がパスワード入力を不要にする
Manta Networkを経由して仮想通貨の取引を行っていけば、内容を見られずに取引ができます。
これは、Manta Networkがもつ「ゼロ知識証明」というプライバシー保護機能が活躍しており、ハッキング時に抜き取られるパスワードなどを入力せずともログインできるため、余計な履歴を残さず仮想通貨取引が行えます。
用語説明
ゼロ知識証明
ゼロ知識証明とは、パスワードを入力しなくても、パスワードを知っていることを証明できる技術のことです。
簡単に説明すると、ログインを求められるページを何も入力せずにログインできるため、書き込み情報などを記録せずにログインできます。
ゼロ知識証明が導入されているプロトコルは、ハッカーなどから情報を抜き取られにくいサービスを提供できます。
Manta Networkを使用する3つのメリット
セキュリティ対策に特化したDeFiプロトコルのManta Networkには3つのメリットがあります。
自己責任性の高いDeFiサービスを安心安全に利用でき、将来性の高いサービスとなりますので、まずはメリットをひとつずつチェックしていきましょう。
①匿名性があるため利用しやすい
Manta Networkは、仮想通貨取引に「高い匿名性」を付与できるプロトコルです。
スワップやDEX、そのほか仮想通貨取引でバレてしまいやすいトランザクション処理の履歴を見えなくできます。
また、パスワードを知っている人でなければ詳細情報を探し出せないため、ハッキングによる改ざんのリスクを減らせます。
②ハッキングされにくいプロトコル
ゼロ知識証明の技術が利用されたManta Networkで情報を調べるためには、事前にパスワードを知っておく必要があります。
しかし、ゼロ知識証明の技術はあなたの所持するデバイス自体に書き込まれており、ブロックチェーン上から情報を抜き出すことができません。
もし情報を抜き出すためには、あなたのデバイスのハッキングから行わなければならず、かなり遠回りしなければ処理履歴を確認できないため、ハッカーはかなりの手間とリスクを負う必要があります。
このことから、ハッカーに通常よりも多くの手間与えるManta Networkはハッキングされにくく、悪用しようと考えるユーザーを撲滅できるプロトコルなんです。
Manta Networkはその問題をかなり改善してくれると期待されているよ。
③Mantaトークンの手数料が安い
Manta Networkを利用する際に関わってくるのが、ネイティブトークンの$MANTAです。
このトークンはリベート報酬・トークンバーン、償還など、プライバシー保護ネットワーク利用と成長から発生する珍しいトークンであり、Manta Networkを利用するユーザーは$MANTAの取得が必要です。
このとき、決済手数料が0.1%~0.3%(変動)であるなど、他のトークンに比べてかなり安く、今後の価値上昇に期待が集まっています。
Manta Networkを使用する3つのデメリット
仮想通貨取引の安全性を高めてくれるManta Networkですが、利用する前に3つのデメリットについて把握しておきましょう。
①まだまだ注目度が低い
「DeFiのプライバシー管理を改善してくれるプロトコル」と期待が集まるManta Networkですが、利用できる場所がPolkadotとKusamaに限定されるため、まだまだ大きな注目を獲得できていません。
ただし、プロトコルパートナーとして、次のようなサービス企業と連携しています。
- PHALA NETWORK
- Reef
- SubDAO
- polkaswitch
出資者なども多く、プライバシー保護というユーザーニーズに特化したプロトコルであるため、注目度が集まるのは時間の問題だと予想できます。
②日本語非対応
Manta Networkは海外で運営されているDeFiプロトコルであるため、世界共通言語の英語でサービス提供されています。
残念ながら日本語に対応していないため、利用時には翻訳しつつ触っていく必要があります。
③現在製作途中
Manta Networkは現在テスト段階のDeFiプロトコルです。
テスト完了まで利用できませんが近々ローンチ予定ですので、SNSなどから最新情報をチェックしておくのがオススメです。
Manta Networkをの開始を待つのがオススメな理由
セキュリティ対策に特化したManta Networkは現在開発段階ですが、仮想通貨のPolkadotおよびKusamaを利用するユーザーは、今のうちに目を付けておくのがオススメです。
オススメの理由は3つあるので、1つずつ確認していきましょう。
①利用するだけでセキュリティが向上する
1つ目は、Manta Networkの大きな特徴である匿名性の付与によるセキュリティの向上です。
従来の取引だと、トランザクション処理を調べられたらすぐにあなたの取引履歴がバレてしまいます。
とくに友人など身近な人物と取引を行う場合など、できれば個人情報を詳しく知られたくないこともあるのではないでしょうか。
そこで利用できるのがManta Network。
Manta Networkには「ゼロ知識証明」という機能が設けられていることから、取引履歴などをパスワードを知っている人以外から見えなくできます。
セキュリティ向上によって悪意のあるハッキングや情報流出のリスクをかなり抑えられ、現在利用している仮想通貨に安全性を付与できるので、ぜひ導入してみてください。
②スマートコントラクトプラットフォームが追加予定
Manta Networkはかなりの期待が集まるDeFiプロトコルですが、操作が難しいといった使いづらさがあります。
ただ、今後の予定として取引を自動処理してくれるスマートコントラクトプラットフォームを構築中であり、近いうち更に使いやすいプロトコルへと改良されていくと予想されます。
WebAssembly(WASM)やKernel-based Virtual Machine(KVM)などの処理能力を向上させるスマートコントラクトが構築中ですので、今後の動向から目が離せません。
③パラチェーンアセット対応
Manta NetworkはPolkadotに100個しかないパラチェーンのひとつとして対応しており、高いセキュリティ性が取引を高品質なものへと変えてくれます。
プロトコルの中には、パラチェーンに対応できていないものが多い中、確実に認知度を高めているDeFiプロトコルですので、近いうちに利用必須のプロトコルになると予想されます。
④トークン配布あり
Manta Networkは数々のプロトコル改良が行われており、定期的にテストネットが公開されます。
テストネットに参加してフィードバック情報を送信することによって、作業に参加したインセンティブとしてネイティブトークンを受け取ることができます。
上限数が決められたネイティブトークンのうちの一部を簡単にゲットできますので、今後のテストネットなどをチェックしつつManta Networkの情報を集めていきましょう。
また、$MANTAはクラウドローンに全体の15.6%が割り当てられています。
クラウドローン参加者することによって「$MANTA」「Manta NFT」などいろんなボーナスがゲットできますので、お得情報を随時チェックしていきましょう。
Manta Networkが解決するWeb3.0の問題
最後に、プロトコルとして機能するManta NetworkがWeb3.0で解決する問題についてご説明します。
Web3.0の世界をより安心して利用できる機能を持っているプロトコルなので、早いうちから学んでおくのがオススメです。
①価格変動
Manta NetworkはPolkadotのパラチェーンであり、匿名性を持たせつつ取引が可能です。
従来の取引で問題視されていた情報流出やハッキングのリスクを解決できれば、今後さらなる利用者の増加や取引数の増加が期待できます。
仮想通貨全体の流通速度を上げることができれば、仮想通貨特有の変動しやすい価格が少しずつ安定し、より現実的に利用できる通貨になっていくと予想されています。
②スケーラビリティ
仮想通貨のなかにはすでに「匿名コイン」というセキュリティ対策が行われたものもあるのですが、その多くはスケーラビリティ(拡張性)がないため、単純な決済にしか利用できません。
これに対し、Manta Networkではセキュリティ向上に加え、DEXといった分散型取引などにも活用でき、拡張性に対する問題も解決できるのです。
おわりに
今回は仮想通貨の安全性を高めるプロトコルである「Manta Network」についてご紹介しました。
仮想通貨全体が持つ情報がオープンになっているという問題を解決し、ハッキングされにくい安心安全な取引が行えます。
Manta Networkは継続して多くの企業から出資を受けている期待値の高いプロトコルですので、この機会にManta Networkの利用を検討して、安全な取引を行ってみてはどうでしょうか。