waves(ウェーブス)とはどんな仮想通貨?特徴・将来性を解説

waves(ウェーブス)とは、「あらゆる価値のトークン化」を目的とした分散型アプリケーションプラットフォームです。

DApps(分散型アプリケーション) の開発・実行におけるプロセスの簡略化を始め、幅広い用途を目的としたWeb 3.0ソリューション構築環境の提供を目指しています。

本項では、仮想通貨wavesの特徴や将来性について、詳しく紹介していきます。

初心者妖精 ミンミン
ところで、DApps(分散型アプリケーション)って何のことだミン…?

ナルキスト
「DApps」とは、仮想通貨のようにブロックチェーン上でスマートコントラクトを用いるアプリの総称です。waves(ウェーブス)の真の目的は、このDAppsが持つ欠点を解決することにあります。

初心者妖精 ミンミン
只々「自分のお金を作ってみよう!」って感じの仮想通貨じゃないんだね…。色々目的がありそうなプロジェクトだミン。

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waves(ウェーブス)の概要

通貨名称waves(ウェーブス)
通貨単位waves
時価総額168億円
発行枚数1,000万枚

「waves(ウェーブス)」とは、DApps(分散型アプリケーション)の開発効率化・独自トークンの発行を目的とする仮想通貨プラットフォームで、「NXT(ネクスト)」というアルトコインのハードフォークによって誕生しました。

ブロックチェーンを用いる仮想通貨は無数存在しますが、種類の多さや発行量故に流動率が分散し、ボラティリティ(値動きの幅)が高くなってしまっているという問題を抱えています。

この問題を解決するべく、仮想通貨を自由に相互取引できる「分散型取引所(DEX)」を提供し、価値を気にせず取引できるトレード環境を提供するのがwaves(ウェーブス)の目的です。

なお、草コイン(アルトコイン)についてはこちらの記事も参考にしてください。

承認方式は「LPoS(Leasing Proof of Stake)」を採用

イーサリアムなどに使用されている「PoS (Proof of Stake)」は、保有量に応じてマイニングの権利を得られるシステムです。

しかし、Wavesでマイニング権利を得るためには「10,000 waves」以上もの保有量が必要になり、PoSでは報酬を得られるマスターノードが限られています。

waves(ウェーブス)ではPoSを発展させた「LPoS(Leased Proof of Stake)」と呼ばれる独自の承認方式を採用しています。

LPoSは「Leased(リース)」の名が示すように、自身が保有するwaves(ウェーブス)を貸し付けて利子を得るシステムで、保有量が少ないマスターノードでも報酬を受け取ることが可能です。

LPoSの仕組み
貸付した側は、その利息として「エアドロップ」を得ることができ、さらに融資量に応じた報酬を獲得することが可能です。
債務者はマイニング権利を得て報酬を受け取れるようになり、貸す側は利息としてエアドロップを獲得できるという、「Win-Win」の相互援助システムとなっています。

分散型取引所(DEX)の「基軸通貨」

Wavesプラットフォームには、独自のDEX―中央管理者の存在しない分散型取引所プラットフォーム「Waves Exchange」が搭載されています。

取引はゲートウェイ機能(※)を介して行うため、Waves(ウェーブス)を基軸トークンにすることで、取引所を経由しなくてもビットコインやイーサリアムなど別の通貨に換金できます。

また、wavesの換金は仮想通貨)だけでなく、ドルやユーロなどの法定通貨にも対応可能で、正に「価値に縛られない自由な取引」が可能となっています。

※ゲートウェイとは
通信プロトコルの異なるネットワーク同士を接続する際に、中継する役割を担うルーターのような機能を持つシステムのこと。

waves(ウェーブス)の特徴

ユーザーが独自トークンを発行・ICOできる

wavesプラットフォーム上では、waves(ウェーブス)を用いることで「Custom Application Token(CAT)」と呼ばれる独自のトークンを発行できます。

トークン発行の操作も簡単で、wavesプラットフォームにアクセスしトークンの名称・発行量・追加発行の可否などを設定するだけで、すぐに発行することができます。

さらに、作成したトークンは送金機能を付与する事も可能で、プロジェクト間の支払いやICO(新規仮想通貨発行)の資金調達など、幅広い活用が期待されています。

スマートコントラクト機能のローンチ

2019年、Waves のスマートコントラクト機能ローンチが行われ、万を満たしてdApps市場への新規参入を果たしました。

dApps開発向けプログラム言語「RIDE(ライド)」をメインネットにリリースし、Web 3.0ソリューション構築のためのオープンプラットフォームとしての提供を開始しました。

このリリースによって、Wavesブロックチェーン上で本格的なdApps開発が可能になり、世界中にの開発者から注目を浴びています。

「RIDE(ライド)」
Wavesプラットフォーム独自のプログラム言語です。プログラミング過程のミスを防止する機能を持つなど、非常にユーザーフレンドリーな設計がなされています。

独自アルゴリズム「Wave NG」による送金スピード上昇

Wavesでは、「Waves NG」と呼ばれる独自のアルゴリズムによって、送金スピードの飛躍的な上昇に成功しています。

「Waves NG」では、予めブロックを生成するマイナーを決定します。そして、そのマイナーが生成するブロック(Key Block)内部にトランザクションを詰めていく…という方法を取っています。

このアルゴリズムにより、従来のマイニングのように次のブロックの生成を待つ必要がなくなり、取引承認の処理速度が劇的に速くなりました。

どのくらいの速さ?
処理速度が問題視されていたビットコインと比較すると、その速さがわかります。
ビットコインの処理速度(送金スピード)が1秒につき3~7トランザクションであることに対し、Wavesは100トランザクション以上を1秒で処理することが可能です。

waves(ウェーブス)の将来性は?

送金時間とマイニングコストを削減できるエコシステム

ブロック生成時間の高速化は、マイニングに使用する時間・電力のコスト削減にも繋がります。

ビットコインなどのメジャー通貨は、増え続ける取引量にブロックチェーンの承認システムが追いつかず、処理遅延による送金スピードの低下が問題視されています。

さらに、処理遅延による承認待ちトランザクションの増加は、マイニング報酬となる取引手数料が高騰してしまう原因にもなります。

waves(ウェーブス)の仕様を駆使することで、従来の仮想通貨が抱えていた問題を一挙解決できる可能性があるのです。

独自トークン発行機能による「トークンエコノミー」への貢献

通常、ポイントカードやトークン発行などのシステムには多大な費用を要します。

しかし、waves(ウェーブス)プラットフォームを使用すれば、ノーコストでトークン発行と価値交換のシステムを導入できます。

また、2019年にはスマートコントラクト機能をローンチしたことにより、dApps(分散型アプリケーション)開発の環境も整いました。

これにより、企業独自のポイントシステム―トークンエコノミー・ビジネスに利用できるのではないかと注目されています。

既に実例もある!
実際に、大手ハンバーガーチェーンの「バーガーキング」では、Waveプラットフォーム上で発行した「Whoppercoin」というトークンをポイントとして使用しています(ロシア国内のみ対応)。

wavesの性質上から規制対象になる可能性が低い

政府による仮想通貨の規制は、「法定通貨の存在を脅かすもの」を対象としています。

しかし、waves(ウェーブス)はあくまでも様々な暗号資産(仮想通貨)や法定通貨などトークンを化し、取引を円滑にすることを目的としているので、規制対象になる可能性が低いです。

規制にかかりにくいということは、仮想通貨取引所への上場がしやすいということであり、さらに上場が増えることで、waves(ウェーブス)の流動率もさらに上がるのではないか、と期待されています。

ナルキスト
そもそもwavesは、通貨価値を気にせず自由に取引できる環境を目指しているのですから、waveの存在が価値を脅かしてしまうのは本末転倒なのです。

初心者妖精 ミンミン
wavesの目的は「全てのトークンに価値を付与する」ことであって、“日常的な通貨”として独立したい訳じゃないもんね。

waves(ウェーブス)の課題

「仮想通貨プロジェクトとしてのwaves(ウェーブス)」には、未だ多くの課題が残されています。

未導入の機能が多い開発途上プラットフォーム

waves(ウェーブス)には、スマートコントラクト機能や匿名取引機能など、新しい機能が今後とも追加されていく予定がアナウンスされています。

前者は実際にリリースされたものの、未だ実装されていない予定機能の方が多く、今もなお開発途上の状態が続いている状況です。

さらに、スマートコントラクト実装によって参入したDAppsの市場は、イーサリアム(ETH)・トロン(TRX)・EOSの「ビッグ3」がシェアを占拠している現状が続いています。

今後の新機能リリースによって、上位の仮想通貨と以下に差別化を図れるかが、今後の決め手となるでしょう。

エアドロップで得られる利益が少ない

LPoSのエアドロップでもらえる通貨には、waves(ウェーブス)を用いて発行した独自トークンも含まれています。

これが原因で、独自トークンのエアドロップ量が増えてしまい、利息として得られるwaves(ウェーブス)自体の量が減少しているのです。

用途の分からない無名トークンを受け取ることも多く、結果として貸し出しの繰り返しになってしまう―という状況に陥りやすいので注意しましょう。

初心者妖精 ミンミン
必ず対価を得られるという訳じゃないんだね。エアドロップでまとまった利益は期待できないと思っておいたほうがいいかも…。

新機能リリースと報酬の使用改善が待たれる

プロジェクト進行は遅れていますが、実際にスマートコントラクト機能ローンチが行われたこともあり、大きな期待を寄せられています。

ブロックチェーン上に散乱する独自トークンの調整や、エアドロップ周りの環境などを改善できれば、システム上の欠点はほぼ解消できます。

その他の草コインでは見られない高度な技術力もあり、将来性は感じられると言っても良いでしょう。

waves(ウェーブス)の価格相場

引用:CoinMarketCap

waves(ウェーブス)の現在価格は?

waves(ウェーブス)の現在価格は、2021年5月の段階で日本円換算「2,400 円」前後となり、これは草コインの中でもかなりの高額となります。

高騰の背景には2020年6月のアルトコイン高騰があり、それを切っ掛けとしてwaves(ウェーブス)の認知度も上昇しました。

waves(ウェーブス)のレート変遷

草コインと同じく、2018年1月の仮想通貨バブルや、2019年のビットコイン価格高騰などに引っ張られ、1,800円以上の急騰を見せました。

ブームが下火になると同時に急落し、その後は100円前後の価格帯を並行していました。

ところが2020年になると、先述したアルトコイン高騰とともに価格が上昇。

その後も人気を落とすこと無く、2021年にはバブル時のピーク価格である「1836円」を突破し、5月時点でも上昇トレンドが続いています。

waves(ウェーブス)の購入方法

aves(ウェーブズ)は国内取引所に上場していないため、海外取引所で購入する必要があります。

また、海外取引所では日本円を使用できません。日本円でwaves(ウェーブス)購入をするには、以下の方法を取る必要があります。

  1. Aidos Marketの口座を開設しておく
  2. 国内取引所に日本円を入金する
  3. 国内取引所で購入用のビットコインを買う
  4. 開設したAidos Marketの口座にビットコインを送金する

ここでは、waves(ウェーブス)を取引できる取引所を3社紹介します。

BINANCE


香港に拠点を置く世界最大手の仮想通貨取引所です。

取引高・ユーザー登録者数は世界トップであり、取扱通貨1,000種類以上と非常に豊富。さらに、取引手数料が0.1%と非常にローコストなのもメリット。

登録に本人確認の必要がないため、多くの日本人トレーダーが登録しています。

bithumb global


韓国に本拠を置く海外取引所「Bithumb Korea」のグローバルプラットフォームです。

マーケット規模は大きく、130種類以上の通貨ラインナップと200以上の取引ペアから選ぶことができます。

さらに、パスポート無しでも取引可能で日本語にも対応しているため、日本国内でも利用しやすい海外取引所です。

Bittrex

アメリカに拠点を置く大手の仮想通貨取引所です。

200種類もの豊富なラインナップを揃えているのが特徴で、「BINANCE」や「poloniex」に並ぶ人気の高さを誇り、草コインの取引を行うのであれば必須とも言える仮想通貨取引所です。

ただし、アカウント登録(本人確認)にはパスポートが必要になるので注意しましょう。

まとめ

DApps市場への新規参入以降、さらなる注目を浴びた仮想通貨waves(ウェーブス)

トークンエコノミー・ビジネスを目指す企業からは「コインパートナー」としての人気を集め、開発者からはDApps分散型プラットフォームの展開が期待されています。

未だ開発途上の仮想通貨プラットフォームではありますが、開発チームの高度な技術力と上昇トレンドを続ける右上がりの需要から、草コインの中でも高いポテンシャルを秘めている仮想通貨です。

また、汎用性の高さから国内取引所での上場も望まれているなど、国内外問わず一定の人気を得ている草コインと言えるでしょう。

初心者妖精 ミンミン
まだまだ改善の余地は残されていて、全部の機能が実装されたらすごく便利そうなプラットフォームだよね!

ナルキスト
DEXサービス提供にトークンエコノミー・ビジネス、そしてアプリケーション開発…ブロックチェーンの特性を最大限に活かした、万能プラットフォームになるでしょうね!

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