

暗号資産に興味を持ち投資を考えているけど、モニターに向き合って投資している時間が持てない、それでも銀行よりよい金利に投資したいと考えている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は金利の恩恵を受けることで話題のデルタニュートラルについて解説していきます。
この記事を読めば、「デルタニュートラルってなに?」「デルタニュートラルの手順は?」「どこで購入できるの?」などの疑問が解消できます。
- デルタニュートラルは、金利の恩恵を受ける
- デルタニュートラルは、一攫千金を狙う手段でない
- デルタニュートラルの手順は簡単
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デルタニュートラル戦略とは?




- funding rate(資金調達率)
- 無期限契約
- funding rateによる支払い
1.funding rate(資金調達率)とは?
現物価格と無期限契約(先物価格)の差に基づいて算出される、ロングやショートポジションを取っている人に対して行われる定期的な支払いのことです。
よってfunding rateは相場に応じて変動することになります。
マイナスになることがあることを知っておきましょう。
- プラスになるとき
- マイナスになるとき
市場が強気の場合、無期限契約でロングしているトレーダーはショートしているトレーダーに支払う
市場が弱気の場合、無期限契約でショートしているトレーダーはロングしているトレーダーに支払う

2.無期限契約とは?
先物契約とは、あらかじめ決められた日付に固定価格で資産を売買するための当事者間で行う契約です。
例えば、2人の投資家が先物契約でビットコインを購入するとします。
投資家が、決められた期日(未来)にその価格でビットコインを購入することを約束し、
もう一方の投資家は、決められた期日に合意した価格でビットコインを販売する約束をします。
契約の期日が到来した時点で、ビットコインの価格に関係なく、両者が約束を遂行するイメージです。






3.funding rateによる支払い
Bybitではデルタニュートラルの戦略をとってポジションを構築すると、funding rateによって支払いが生じます。
例えば、funding rateがプラスであれば、売り(ショート)でポジションを持っている人が買い(ロング)でポジションを持っている人から支払いを受け取ることになります。
それに対し、funding rateがマイナスであれば、逆に買いポジションを持っている人が売りでポジションを持っている人から支払いを受け取ることになるのです。


- 1日の支払い:3回
- 時間:日本時間の1時、9時、17時
4.アルトコインでもデルタニュートラルは可能

Bybitの場合、ビットコイン以外にも無期限契約を米ドル建てで取引できます。
よってビットコインやUSDTを証拠金にし、あるとコインをレバレッジ1倍で空売りすることでデルタニュートラル戦略を構築することも可能です。
- 税金計算がドル建てなのでスムーズ
- ボラリティーが少ないので安定感が出る
デルタニュートラルのメリット
- 低リスクで資産が運用できる
- 価格やタイミングを選ばない
低リスクでの資産運用が行える
為替や仮想通貨などは高いボラリティーが発生しています。
デルタニュートラル戦略は、高いボラリティーに左右されることがなく、高い利回りの恩恵を受けつつ資産を増やしていけるのです。
よってビットコイン価格の急騰によってロスカットされてしまう可能性がまったくないとは言えませんが限りなく0に近いことが魅力です。
0に近い理由は自身の保有する額に1倍のレバレッジをかけたデルタニュートラル戦略の状態だとロスカット価格がかなり遠い所にあるからです。
価格やタイミングを選ばない
一般的な取引だと、利益の確定や損切までの額などで頭を悩ますこともあるかと思います。
しかし、デルタニュートラル戦略では、ショートポジションを保有するだけで金利がもらえるので、
利確や損切、さらには実際の相場感に関して必要以上にデリケートにならずにすみます。
デルタニュートラルのデメリット
- 大金は狙えない
- 為替変動リスク
- 証拠金不足リスク
- funding rateの変動リスク
- 取引所閉鎖リスク
1.大金を狙えない
仮想通貨はボラリティが高いため利益をたくさん出している人も少なくありません。
しかし、デルタニュートラル戦略をとると年利で考えると20%くらいです。
資金調達率を考えると±0.3%ほどです。
資金調達率がプラスにもなったりマイナスにもなるため、毎回受け取りできるわけではないので、永遠に増えていくわけではありません。

2.為替変動リスク

こういった場合がこわいんだ。
無期限先物価格はUSDT(米ドルのステーブルコイン)建でポジションが構築られることになります。
よってドルが暴落することになると、その分だけ損失が計上される恐れがあります。
それでもドルのボラリティーは仮想通貨のボラリティーを下回っているので、逃げるときも自分でコントロールできることが期待されます。
3.証拠金不足リスク
資金調達率がマイナスになり続けた場合に起こります。
レバレッジが1倍であるため、現実的とは言えません。
それでもマイナスが続くと支払いが続くので証拠金として入っている分を上回るようだと取引所のシステムの都合上、ロスカットされることがあります。

4.funding rateの変動リスク

funding rateは正でなければデルタニュートラル戦略で利益を上げることはできません。
funding rateが負になってショートポジションを持っていると損をしてしまうリスクがあります。
現状のfunding rateの計算式では正の値をとることがかなり多かったのですが、これからデルタニュートラルに人が殺到する中で、 そもそもの計算式を変えられてしまう可能性も無いとは言い切れません。
なので、使用する取引所の公式のfunding rate関連のアナウンスには注視してください。
5.取引所閉鎖リスク
- Mt.Gox
- Zaif
2014年に390億円の流出がされたとしています。そして閉鎖に至っています。
2018年に70億円の流出がしましたが、現在も稼働しています。

仮想通貨取引に言えることですが、取引所が閉鎖してしまうリスクがあります。
実際に口座を開き、資金を入れたのにも関わらず、取引所が閉鎖したり何らかの理由で出金できなくなったりすれば何の意味もありません。
だからできるだけ信用力のある取引所を選んで、このリスクを最小にする必要があるのです。
デルタニュートラル儲かると言われる理由
ビットコインが価格を上げ続けることになると先物でもロングポジションを積み上げる人が多いことが考えられます。
ビットコインの価格が上がり続けている理由は発行枚数に限りがあるので価値が上がっていくと言われているからです。
無期限契約が現物価格より高ければ、funding rateが上昇していくのです。
画像のようにBybitではfunding rateが表示されます。

デルタニュートラル戦略の始め方
- Bybitで口座開設する
- 仮想通貨を入金する
- 現物でビットコインを購入
- レバレッジ倍率を変更する
- ショートポジションをとる
1.Bybitで口座開設する


- funding rateのシステムが日本の取引所に採用されていない。
- 取引所の閉鎖リスクもあるので、Bybitのような大手を利用する。
2.仮想通貨を入金する


- Bybitへ仮想通貨を入金するための日本で取引口座を開設
- 取引所やウォレットを既に持っていてビットコインを所持している人は送金すればOK
- Bybitにログイン後、クレジットカードで購入することも可能。
Bybitをはじめとする多くの海外取引所では日本円などの法定通貨ではなく仮想通貨を入金して取引します。

3.現物でビットコインを購入
- 現物をクリック①
- BTC/USDTをクリック②
- 必要金額を入力して購入
現物をクリックして購入することを間違わないように気をつければ大丈夫です。
4.レバレッジ倍率を変更する



まず無期限契約のBTCUSDTの画面に行きます。
PC画面の右上にある赤い四角で囲っているところにレバレッジを指定するところがあるので、レバレッジ1倍(1.00x)に変更しましょう。
5.ショートポジションをとる
レバレッジを変更したらその下の部分にある、ショートのボタンを押して空売りします。
やることはこれだけです。
後は放置すればOKです。
資金調達率(funding rate)が正の間、8時間毎にBTCが振り込まれていきます。
振り込まれた資金調達率の確認は、個人メニューの「個人資産」⇒取引口座の「履歴」⇒「その他」と進むと日毎の実現損益として確認可能です。
まとめ


- うまくいけば1日に3回も資金調達率による報酬を受け取ることもできるようになります。
- funding rateの管理を行う
- コツコツ資産を積み上げることができる
銀行口座に預けている眠っている資産を利用することで、資金調達率による報酬を受け取ることもできるようになります。
デルタニュートラル戦略を取り入れることで、投資に時間の避けない方や、トレードが苦手な人もきちんと資産を積み上げていくことができます。
その結果、デルタニュートラル戦略を取る人にとって確実な利益をもたらることになるでしょう。
話題のデルタニュートラル戦略を用いることで、仮想通貨の運用を行い老後2000万円問題を解消してみてはいかがでしょうか。

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