「直コン」っていう言葉をちらっと聞いたことあるんだけど、全然聞き慣れない言葉だなぁ。
仮想通貨取引でなにか関係ある言葉なの?
直コンとは、DeFiなどの専用サイトを開かずに直接自分で取引を操作できる方法のことだよ。
これを覚えておくと「詐欺トラブルにあった」「資金が引き出せない」などのケースでも資金を回収できるんだ。
直コンは、DeFiなどの専用サイトを経由せずに直接仮想通貨のコントラクトを操作することを指します。
よく「コントラクトを直接叩く」という表現がされ、使い方を知っているだけで他のユーザーよりも大きくリードすることができます。
初心者の方は最初は手間取ってしまうかもしれませんが、いざと言う時に直コンすれば自分の資金を守れるのも直コンの魅力です。
そこで今回は直コンについての基本知識とやり方、操作方法などをわかりやすく紹介していきます。
これから仮想通貨取引を始める初心者の方は、詐欺プロジェクトに当たってしまった時のためにも自分の資金を救出する手段を知っておくことで泣き寝入りリスクを下げていただきたいと思います。
- 直コンは直接コントラクトを操作する方法
- 直コンができれば詐欺プロジェクトから資金を救出したり、他のユーザーよりも早く操作ができたりする
- いきなりの本番はおすすめしない
- 直コンのやり方は「bybit」「Metamask」「PancakeSwap」を使った方法がおすすめ
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目次
直コンとは
直コンとは直接コントラクトを操作する(叩く)という意味です。
通常であれば専用サイトを経由して、仮想通貨を売買したり預け入れて独自のトークをもらったりする操作を行います。
ただし何かあったときにサイトへログインできなくなると、そのサイトを経由した取引ができなくなってしまい仮想通貨も引き出せなくなりますよね。
そこで、サイトを経由せず直接自分で操作することで、サイトへログインできなくても自分の資金を移動させて自分の手元に戻せるのです。
例えるなら、普段数値を入れるだけで勝手に計算してくれていたExcelが使えなくなったタイミングで、自分でそのExcelの計算式を入力して使えるようにするなど自分でシステムを弄って解決するようなイメージだよ。
直コンができると得られるメリット4つ
直コンができると得られるメリットは以下の4つが挙げられます。
- 他のユーザーに差を付けられる
- 自分でのトラブル対応が可能になる
- 詐欺プロジェクトから資金を救出できる可能性もある
- 知識レベルが上がる
それぞれ解説していきます。
他のユーザーに差を付けられる
他のユーザーが操作できないタイミングでも、直コンができれば自分だけ直接サイトを経由せずに操作できるので差をつけてスタートダッシュが切れます。
例えば、Defiで提供される流動性マイニングなどのサービスが、利用者数が限定されて早い者勝ちであったとしましょう。
このタイミングで直コンを使えば、あらかじめ資金をサービス内に入れておいて、サービス開始と同時に利用できるというメリットがあります。
直コンを利用していない人は、資金を入れてサービスを利用するという2段階操作が必要となりますので、早い者勝ちの場合負けてしまうことも少なくありません。
例えるなら、オンラインのバーゲンセール前のイメージね。
「先に電子ウォレットへ資金をチャージした状態で待てる」のが直コン。「開始後に電子ウォレットへチャージする」のが直コンなし・・・。
明らかに直コンの方が有利だね!
自分でのトラブル対応が可能になる
直コンはサイトを経由しないので、自分で以下のように様々な操作が可能となります。
- 資金の預け入れ
- 通貨の両替
- 引き出し
- 取引の停止
もしもサイトがダウンして直コンができないと、何も対処できずにサイトの復旧するのを待つしかないんだ。
直コンができれば、サイトがダウンしていても外部から直接ダイレクトに操作できるので自分で対処できるんだ。
詐欺プロジェクトから資金を救出できる可能性がある
前述したように自分でトラブル対処が可能になるため、詐欺プロジェクトに資金を預けてしまった場合の資金を取り戻す手段としても使われます。
なるほど、サイトを使って投資して逃げられたとしても、サイト外から自分の資金を取り戻せるのが直コンの強みというわけね。
知識レベルが上がる
直コンを理解することで、かなり深いところまで仮想通貨全般の知識を得ることができます。
そのため、以下のような願望がある方は直コンができるだけで、かなりスムーズに目的を達成しやすくなります。
- 新しくローンチ(上場)したトークンをいち早く買うアプリを開発したい
- 仮想通貨を使ったゲームを開発したい
- 自分の操作した取引が今どのような処理をしているか、自分の目で確認したい
直コンの注意点
直コンを行う時には、以下の2つの注意点がありますので念頭に置きながら取引をしていきましょう。
- 練習なしでいきなり本番はロストする可能性も
- 自己責任
それぞれ紹介していきます。
いきなり本番はロストする可能性も
直コンをそのまま練習なしでいきなり始めるのはおすすめできません。
順番に行えば案外シンプルですが、仮想通貨のDeFiなどの操作に慣れていない人は少々手間取ってしまう可能性があります。
もし操作を間違えると、仮想通貨を変な場所へ送ってしまって全額失う「ロスト」は発生するリスクもあるのです。
直コンは慣れるとかなり取引の幅が広がって面白いけれど、詐欺に遭っているなど急なトラブル時以外では「すぐにやってみよう!」と焦る必要はないよ。一度じっくり練習した上で実践しようね。
自己責任
直コンは自分で行うことになりますので、完全に自己責任となります。
操作ミスを起こしても自分の仮想通貨が戻ってくるなどの保証はついていません。
そのため直コンを行うことはリスクがあるという前提の元で、明確な目的を持って行うことをおすすめします。
直コンの操作方法・やり方
直後の操作方法を確認していきましょう。
今回はDeFiの中でもメジャーなアプリである「PancakeSwap(パンケーキスワップ)」での直コンの方法を紹介していきます。
ちなみにPancakeSwapはBNBという通貨で利用手数料を支払うよ。
他のDeFiよりも手数料が安いというメリットがあるから、取引コストを抑えて練習したい人におすすめ!
直コンの主な操作方法は以下の通りです。
- DeFiを管理しているアドレスを探す
- 仮想通貨の預けている(プール)している場所を探し出す
- 自分の直コン操作を承認する
- 預けている仮想通貨を取り出す
直コンは誰が管理してるのか探し出し、その管理者へ「私が今から引き出します」などの承認をさせて、仮想通貨を引き出すという流れとなっています。
案外流れは単純なのね!
DeFiについて詳しく知りたい方はこちらの記事で紹介しています。
STEP1:誰が管理しているのか探し出そう
最初に管理者を探し出しましょう。
- PancakeSwapの上部にある「Earn(獲得)」「Pools(プール)」の順でクリック
- 確認したい通貨の「詳細(Details)」から「トークン情報を確認(See Token Info)」をクリック
- 右上の「BscScanで表示」をクリック
- Token Trackerの「PancakeSwap Token (CAKE)」をクリック
ここから管理者の情報を確認していきます。 - 「Contract」「Read Contract」の順でクリック
- 下へスクロールし、「owner」の欄のアドレスが管理者のアドレスと分かる
- このアドレスをクリックして「Contract」の「Contract Name」が「MasterChef」になっていれば確認完了
STEP2:仮想通貨を入れている(プールしている)箇所を見つけ出そう
次にMetaMaskから自分が預け入れている箇所を探し出します。
- MetaMaskへログイン
- 「アクティビティ」タブを選択し、預け入れた履歴をクリック
- 右上の「ブロックエクスプローラーで表示」をクリック
- BSCScanへ自動的に移動するので、左上の「Logs(数字)」をクリック
ここから取引履歴を確認できます。 - 200など数値が記載されている箇所が、預け入れた場所(プール番号)となる
STEP3:自分が操作することを承認させよう
管理者へ自分が操作することを承認させましょう。
- 預け入れている通貨ペア(CAKE-BNBなど)のBscScanのページへ移動
- 「Contract」「Write Contract」「Connect to Web3」の順でクリック
- MetaMaskを選んで接続
- 「Connected – Web3」になったことを確認
※これで接続が完了します。 - 真下の「approve」をクリック
- spenderに「管理者のアドレス」amountには「操作したい仮想通貨の量」を入力
- 「Write」をクリックして完了
これで自分が指定した量の仮想通貨を実際に扱えるようになっています。
STEP4:実際に引き出そう
STEP1で確認してアドレスページを用意しましょう。
- 前述した管理者のアドレスページへ移動
- 承認させた時と同様に「Contract」「Write Contract」「Connect to Web3」の順でクリック
- MetaMaskを選んで接続
- 「Connected – Web3」になったことを確認
- 下までスクロールをして「15.withdraw」をクリック
- _pidに「プール番号」、_amountに「引き出したい仮想通貨の量」を入力
- 「Write」をクリックし、MetaMaskで承認して完了
直コンのまとめ
今回紹介してきた直コンは一見難しく感じてしまうかもしれませんが、数回練習すればすぐにできるようになります。
トラブル対応だけでなく早い者勝ちの操作などでもかなり有効な手段となりますので、あらかじめ手数料の安いPancakeSwapなどで練習をした上で挑戦してみましょう。
直コンができると、仮想通貨取引の幅がもっと広がるよ。
PancakeSwapで練習する場合はBNBが必要になるので、bybitなどで購入してから始めてね!
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