
大雑把に言うと、「最先端技術で取引ができるようになった取引所」のことだね。
今回はDEXについて解説していくね!
この記事では最近話題のDEXについて解説し、オススメのDEXを紹介しています。
DEXとCEXの違いやメリット、デメリットだけではなく、DEXの使い方をPancakeSwap(パンケーキスワップ)を例に挙げて説明しているので、DEXをすぐに開始できるような記事となっています。
- DEX(分散型取引所)は管理者がおらず個人間で取引を行う
- ハッキングリスクなく資産が管理でき、もらえる金利が非常に高い
- DEXは最初にバイナンス口座を作成しておくとスムーズに始められる
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目次
DEXとは
DEX(Decentralized Exchange)は分散型取引所のことです。
仮想通貨を取引する際に使う取引所の一種であり、取引所の内部に管理者がおらず、個人間での取引となっています。
管理者が分散散されているという意味で「分散型」の取引所として呼ばれています。
分散型取引所が出てきたことによって、安全性や匿名性が上がり、仮想通貨自体の取引量の増加にも寄与しています。
DEXできることは大きく分けて以下の2つです。
- Defiなどを利用し、トークンを貸付けて高額な金利を稼ぐ
- 新規トークンの売買
CEX(従来の取引所)との違い
CEX (Centralized Exchange)は中央集権型取引所のことで、従来の取引所の多くがCEXに該当します。
CEXの仕組みは、仮想通貨の「銀行」と言えます。
運営会社が仮想通貨を管理し、登録して口座開設をした利用者が取引を行なっています。
仮想通貨の取引が全て運営会社を中心として行われていることから、中央集権的な取引所である、と言われています。
有名なCEXをいくつか紹介します。
海外取引所:Binance(バンナンス)
言わずと知れた海外取引所で、取引量とユーザー数で世界最大の規模となっています。
本拠は以前は香港にありましたが、現在はマルタ島にあります。
取り扱い通貨数は700以上で、取引手数料も安く、DEXを使う際にもBinanceを使うことが多いです。
海外取引所:bybit(バイビット)
Bybitはシンガポールに所在があり、取引に特化しています。
特定の取引では手数料がかからず、逆に手数料分プラスになるという珍しい取引所です。
最大100倍のレバレッジがかけられるので、大きな利益を狙うことができます。
日本語にも対応しており、英語が苦手な方も安心して使えます。
国内取引所:GMOコイン(ジーエムオーコイン)
口座開設までの時間が短く、最短10分で完了します。
仮想通貨の取引はもちろん、仮想通貨の積み立てサービスや海外取引所で行えるサービスの「ステーキング」も提供しています。
手数料は国内取引所の中でも安価になっております。
国内取引所:bitFlyer(ビットフライヤー)
最低額の100円から投資可能な国内取引所です。
初心者でも安価から売買が始められるので、仮想通貨デビューの方にはぴったりな取引所です。
仮想通貨で買い物可能なサービスを提供しており、スマホアプリも見やすい設計になっています。
初心者から上級者まで活用できるサービスも揃っています。
DEXの仕組み
DEXでは利用者同士が、管理者を介さずに直接取引できるよう、予めプログラムが実装されています。
そのプログラムが「イーサリアムのブロックチェーン上のスマートコントラクト機能」です。
スマートコントラクトとは、ブロックチェーンシステム上で、予め設定されているプログラムを実行するようなシステムを指します。
通常のプログラムではなく、データの改ざんが難しいブロックチェーン上で実行されるプログラムなので、安全性が高く、ハッキングなどの心配がありません。
DEX普及の背景
DEXがここまで爆発的に普及した背景には、流動性の低さを改善した仕組み(流動性マイニング)の登場が挙げられます。
そもそも「流動性」とは取引量(いわゆる出来高)を指します。
流動性が低いと取引をする際に、
- 買いたいのに、売る人がいなくて買えない
- 売りたいのに、買う人がいなくて売れない
という問題が発生し、売買完了まで時間を要してしまいます。
取引をする人が極端に少ないので、通常の銘柄より価格の変動が激しく、結果として損をする可能性が高くなってしまいます。
そのため、DEXでは「流動性マイニング」という仕組みを採用し、流動性を高めています。
流動性マイニングでは、自分の保有する仮想通貨を、DEXの一定の場所に預け入れて貸付を行い、利子として仮想通貨を受け取れるようになっています。
メリットデメリット
取引所において管理者がいないものをDEX、管理者がいるものをCEXと分類しています。
では実際にどのようなメリットデメリットがDEXにあるのでしょうか?
メリット
- ハッキングの心配がない
- 個人情報の提出が不要
- 完全に個人で管理できる
- 取引所自体の安全性を気にせず利用できる
DEXは取引所内にウォレットを作成の必要がなく、利用開始時に個人情報の提供も不必要です。
完全に個人間のやりとりとなっているので、取引所がハッキングされても、自分の資産を管理するウォレットがないので、ハッキングリスクがありません。
デメリット
- 管理者がいない
- 全て自己責任
完全に自分で管理できるからこそ、全て自己責任となってしまいます。
例えば、
- 送金ミスや操作ミスで資産をなくした
- DEXにログインできなくなった
の問題が起こっても、CEXのようにログインパスワードの再確認ができたり、資産が返ってきたりするようなことはありません。
DEXに向いている人
DEXに向いているのは「仮想通貨を使って利益を多く増やしたい人」であると言えます。
全くの仮想通貨初心者で、操作も不安で怖いという方はまずCEXから始めると良いでしょう。
管理者がいることで安心感があり、銀行と同じ立ち位置にいるので初心者でも理解しやすいのではないでしょうか?
反対に仮想通貨のCEXでは取引を行うことができる方は、ワンランク上のDEXを使って資産を増やしていくことをオススメします。
CEXと違い、DEXを利用すれば非常に高い年利で仮想通貨を受け取ることができます。
資産の急増度は比べ物にならないので、上手く活用すれば短期間で資産を数倍にすることも可能です。
DEXを使う際の注意点
ではDEXを使う際の注意点を解説していきます。
DEXとCEXをバランスよく使い分けて資産を増やしていくのが理想なので、必ずDEXを使う際には以下の3点を留意しておきましょう。
どのトークンがもらえるのか確認
DEXにおいて最も魅力的なのは、流動性マイニングを行って特定のトークンがもらい、そのトークンを売って利益が得られる点でしょう。
流動性を提供する際には、「何のトークンがもらえるのか?」を理解しておく必要があります。
上昇しそうなトークンがもらえれば、一気に資産を増やすことも可能です。
例えば、Uniswapで配布された「UNI」は上場から最高値まで約25倍も価格が上昇しました。
fa-arrow-circle-right外部リンクUNIの価格変遷
DEXの解説記事が一定数確認できるものを使用する
使用するDEXがマイナーなものであればあるほど、使用方法を解説した記事が少なくなります。
必然的に利用者も少なくなり、利用している際の疑問点の解決が自分で行わなければなりません。
DEXは操作ミスも自己責任となって資産が保証されないので、予め操作方法が理解できた方がミスが減らせます。
秘密鍵を忘れないようにする
DEXはウォレットを作成しない代わりに、秘密鍵と呼ばれるパスワードを自分で管理して利用を開始します。
秘密鍵を忘れてしまうと、自分の使っているDEXへログインできなくなり、保有トークンなどが全てなくなってしまいます。
秘密鍵の再発行は行っておらず、紛失してしまうとまた新たに登録しなおす必要が出てくるので忘れないように気をつけましょう。
DEXの使い方
DEXでは登録後大きく分けて3種類の使い方ができます。
- 仮想通貨同士の両替(スワップ)
- 仮想通貨を預けて手数料をもらう(流動性の提供)
- 仮想通貨を預けて利息をもらう(ステーキング)
これらの機能を使って、トークンを稼いでいくのがDEXの使い方となります。
今回はPancakeswapを例に挙げて、CAKEとBNBを使って運用する方法を紹介します。
どのDEXもほぼ同じ方法なので参考にしてみてください。
なおDEXを始めるには最初にCEXのウォレットが必要となります。
今回はDEXの取引には必須と言える「バイナンス」で進めていきます。
使いやすさの観点からいえば、バイナンスはピカイチなのでおすすめです。
始める前の準備
以下の準備を必ずしておきましょう。
- バイナンスウォレットを作成する
- バイナンスウォレットへ入金する
- バイナンスウォレットからMetamaskなどに送金する
- MetamaskとDEXを接続する
それぞれわからない場合は以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
DEXの取引手順
- 2種類の仮想通貨ペアを作成する
- 流動性を提供する
- イールドファーミングで、報酬をもらう
- ステーキングで更に報酬を増やす
では実際の取引方法を紹介していきます。
STEP1:2種類の仮想通貨ペアを作成する
- まず預け入れる通貨の2種類を選択します。
※今回はCAKEとBNBを使ってペアを作成しますが、「Farms」に載っているペアなら作成可能です。 - 次に選択した通貨ペア(ここではCAKE-BNB)の構成コインをそれぞれを作成するため、「Trade」→「Swap」を選択します。
- BNBの半分以下の数量をCAKEに両替します。
手数料が足りないと引き出せなくなるので、手数料となるBNBは少し残すようにしておこうね!
STEP2:流動性を提供する
いよいよ流動性の提供を行います。
今のままではCAKE単体とBNB単体を持っているだけなので、「CAKE-BNB」というペアにくっつける作業を行います。
- 「Trade」、「Liquidity」から「+Add Liquidity」を選択します。
- CAKEとBNBをそれぞれ選択し、どちらか片方の数量を入力して、ペアを作り、流動性を提供します。
- 一定期間経つと自動的に「CAKE-BNB」LPトークンが手数料報酬としてもらえます。
代わりに「流動性を提供した証明」になるんだ。
LPトークンを持っているお陰で「イールドファーミング」ができて、利益が生まれるんだよ!
STEP3:イールドファーミングで報酬をもらう
LPトークンを獲得したら、イールドファーミング(流動性マイニング)を開始します。
DEXでの操作をするたび毎回Metamaskから確認されるので、全て確認を押しておきましょう。
- 「Farms」から今回保有している「CAKE-BNB」LPトークンの項目を選び、「Enable」をクリックします。
- 手数料の確認を行います。
- Enableの場所に「+」と「ー」ボタンが出てくるので、「+」を押します。
- 数量を入力し、「Confirm」をクリックして完了です。
- 一定時間経過後、獲得したCAKEを「Harvest」を押して収穫します。
これが不労所得ってことね!
STEP4:ステーキングで更に報酬を増やす
CAKEを収穫したら、CAKEをさらに預け入れてもっと資産を増やしていきましょう!
- 「Pool」から「Manual CAKE」選び、「Enable」をクリックします。
- 預けるCAKEの数量を入力し「Confirm」をクリックして完了です。
- 一定時間経過後、CAKEのステーキング分の報酬が発生します。
「Collect」から受け取りましょう!
おすすめDEX
DEXには様々な種類が存在しています。
いくつか紹介しますので、ぜひお気に入りのDEXを見つけましょう!
Uniswap
流動性マイニングの先駆け的な存在のDEX。
利用率が高く、取引量も多いため初心者でも始めやすい取引所となっています。
Pancakeswap
バイナンス関連のDEXであり、手数料が安い特徴を持つDEX。
APRも高く、初心者はもちろん、ガッツリ稼ぎたい上級者まで満足できる取引所です。
Sushiswap
Uniswapと同じ仕組みを使った取引所。
チエーン対応が豊富で、独自サービスも多数展開しており、DEXで様々な取引を行いたい人にピッタリです。
まとめ
今回がDEXとCEXの違いや特長、DEXの使い方について解説していきました。
最初は複雑に感じるかもしれませんが、一度使えるようになると、仮想通貨取引の幅が一気に広がります。
放置しているだけでトークンが入ってくる夢のような仕組みを持つDEXに、挑戦してみませんか?
最短3分で完了するから、カンタンだね!
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