
Astar Networkを利用していくことによって、Polkadot(ポルカドット)と接続できないビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)を接続できるようになるんだ!
複数の仮想通貨をつなぐPolkadot(ポルカドット)。
その機能に更なる拡張性を持たせられるAstar Network(アスターネットワーク)は日本発の珍しいDeFiプロジェクトです。
今回は、Polkadotと連携できる便利なDeFiプロジェクト「Astar Network(アスターネットワーク)」を解説していきます。
この記事を読めば、「Polkadotの動向を知りたい」「最近よく聞くAstar Networkって何?」「注目のDeFiプロジェクトを知りたい」などのお悩み・疑問を解消できます。
この記事のまとめ
- Astar NetworkはPolkadotの利用を快適にするスマートコントラクト・ハブ
- Astar Networkでステーキングができる
- 日本人が関わる珍しいDeFiプロジェクト
目次
Astar Networkとは?
Aster Networkに関わる言葉として「Polkadot」「パラチェーン」「スマートコントラクト」などいろんな言葉が登場します。
では、これらの言葉とAster Networkにはどの様なつながりがあるのでしょうか。
まずは、Aster Networkの特徴についてご紹介します。
①Polkadot(ポルカドット)のパラチェーン
仮想通貨は、様々な種類がローンチされており、異なるネットワークで機能していることから互換性というものを持ちません。
しかし、中にはいろんな仮想通貨を所持・運用していきたい人もいるはずです。
そんな時に役立つのがPolkadot(ポルカドット)というパブリックブロックチェーン。
そして、異なるブロックチェーンを接続する能力を持つパラチェーンである「Astar Network」があれば、ビットコインやイーサリアムなどの異なるブロックチェーンとPolkadotを接続できるようになるんです。
Polkadotに接続できるパラチェーンは100個までと決まっていますが、Aster Networkはその内の1つとして機能しているすごいDeFiプロジェクトなんです。
②日本人が代表を務める運営会社が公開
世界には様々なDeFiプロジェクトが存在しますが、日本人が関わるプロジェクトはかなり少ない状況です。
そのような中、Aster NetworkではStake Technologies社の渡辺創太氏が代表を務め開発を行っているのです。
世界的に有名なPolkadot、そこに日本人による開発が大きく貢献しているところに魅力を感じますね。
また、Stake Technologies社の渡辺創太氏は次のようなサポーターが付いているなど、今後も更なる動きに期待が集まっています。
- Microsoft
- BINANCE(海外仮想通貨取引所)
- Huobi
③スマートコントラクト実装できる
Aster Networkの基盤となるPolkadot。
このブロックチェーンプロトコルにはスマートコントラクト機能がありません。
そこで役立つのが、スマートコントラクトを実装できるAster Networkなんです。
PolkadotをAster Networkと接続することによって、スマートコントラクト機能を持たせられます。
Aster Networkはセキュリティ面に優れるスマートコントラクト・ハブであるため、安心した取引が行えるという特徴を持っています。
Astar Networkを使用する3つのメリット
Polkadotのパラチェーンの1つであるAster Network、この利用には3つのメリットがあります。
Polkadotを安全かつ便利に利用できるDeFiプロジェクトですので、1つずつチェックしていきましょう。
①大規模な仮想通貨「ポルカドット」のパラチェーンと接続
仮想通貨の1つとして知られているPolkadot(DOT)は2021年より急成長したプロジェクトとなります。
2020年8月に上場が開始したばかりの新しい仮想通貨ではありますが、2021年の年末には当初上場価格から30倍の価値が生まれるなど、成長度は現在でも加速を続けています。
魅力的な仮想通貨を支えているのが100個のパラチェーン、その中のAster Networkも例外ではありません。
今後も伸びゆくと予想されPolkadot、早めに始めておけば更なる利益を生み出してくれるかもしれませんので、便利なDeFiプロジェクトAster Networkを活用し、他の仮想通貨との取引を行ってみるのもいいかもしれません。
②ステーキング可能
Aster Networkでは、仮想通貨を預けることで金利をゲットできる「ステーキング機能」が搭載されています。
このステーキング機能は他のサービスでも導入されている内容ではありますが、Aster Networkでは従来のステーキングと違い、スマートコントラクトプロジェクトにステーキングを行う「dAppsステーキング」というものが行えます。
dAppsステーキングはスマートコントラクト上で運営されているアプリに対してネイティブトークンASTRを投資(ステーキング)することで、その分の報酬をもらえるというちょっと変わったステーキングです。
価格の伸びではなく、アプリの活躍・人気度に比例して金利が変化していくため、新たなステーキング機能として楽しみながら利用できます。
③ネイティブトークンASTRはビットコインで購入可能
仮想通貨は基本的にほかの仮想通貨と接続していない場合が多く、Polkadotが提供する仮想通貨DOTのみでは、ビットコイン等の仮想通貨と取引が行えません。
これを可能にするのがAster Networkの能力であり、なんとAster NetworkのネイティブトークンASTRを所持しておけば、Polkadotのサーバー内でありながらビットコイン(BTC)と取引が行えます。
こういった新しい技術はPolkadotをWEB3.0に引き上げる魅力的な能力であり、将来的な取引を容易にしてくれる魅力を持っています。
Astar Networkを使用する2つのデメリット
Polkadotに更なる能力を追加できるパラチェーンのAster Networkですが、利用時には2つのデメリットがあります。
利用開始する前に、デメリットについてもチェックしておきましょう!
①ASTRの価格がまだまだ不安定
ビットコインなどの仮想通貨と取引できる便利なASTRですが、まだまだ価格が不安定です。
仮想通貨の盛り上がりを受けて2022年4月に価格を大きく伸ばしたASTRですが、4月下旬より価格が落ち、現在は低空飛行中。
まだまだ新しい仮想通貨ということもあり購入後に価格が落ちてしまうこともあるので、安定した段階で利用するのがオススメです。
②日本初だけど英語中心
Aster Networkは、日本人が代表を務めるStake Technologies社が開発を行っているため、日本語対応だと思われがちです。
しかし、Polkadot自体が海外向けであることから、そのパラチェーンであるAster Networkも英語中心のサービスを提供しています。
英語表記のサービスが苦手だという場合には、次のような対策で英語知識がなくても利用できるので、まずは実際に触って使い方を覚えていきましょう。
- Google翻訳を利用する
- 画面翻訳機能を活用する
Astar Networkを始めるのがオススメな理由
PolkadotのパラチェーンであるAster Network、このDeFiプロジェクトは今のうちから触れておくのがオススメです。
オススメ理由は主に3つあり、それぞれ今後の期待値に関わってきますので、1つずつチェックしていきましょう。
①海外取引所への上場が決定
Aster Networkは、2022年1月中旬にメインネット立ち上げが完了したばかりの新しいDeFiプロジェクトですが、すでに海外仮想通貨取引所への上場が決定しています。
しかも1つの取引所だけではなく、複数の海外仮想通貨取引所への上場が決定しているという部分が魅力的なポイント。
取引所への上場が多ければ多いほど、ASTRの価値上昇が期待できます。
また、国内仮想通貨取引所にはまだ上場が決定していませんので、Aster Networkに触れたいという人は上場予定のAster Networkを利用するのがオススメです。
上場予定の取引所
- Crypto.com
- Gate.io
- Huobi Global
- Kucoin
- Kraken
②数少ない日本初のDeFiプロジェクトに期待
Aster Networkは日本発のDeFiプロジェクトということもあり、注目が集まれば国内の仮想通貨市場にも良い燃料を与えることに繋がります。
市場の流動性を高めることができれば、仮想通貨全体のベースアップにも繋がっていくので、Polkadotのほかにも、Aster Networkで取引可能となるビットコインやイーサリアムなどにも良い影響が出ると期待されています。
③多数企業から支援アリ
Aster Networkはすでに多くの投資家・ファンドから支援を受けています。
とくに大手であれば、世界的に有名なMicrosoftであったり、Coincheck Labsなど有名企業やグループも支援しているDeFiプロジェクトなんです。
また支援対象が開発だけでなくマーケティングも対象となっていることから、Aster Networkが国内仮想通貨を盛り上げる火付け役として話題に上るのも近いかもしれません。
ネイティブトークンASTRの購入3ステップ
Aster NetworkのネイティブトークンASTRは、国内仮想通貨で直接取引できないため海外仮想通貨の取引所を利用する必要があります。
ASTR取引までの手順を3ステップで簡単にご紹介しますので、Aster Networkに触れてみたい人はチャレンジしてみてください。
ステップ1:国内仮想通貨取引所で口座開設・購入
海外仮想通貨取引所を利用するためには、まず国内仮想通貨取引所で口座開設する必要があります。
有名な取引所であれば次のような場所が高い評価を集めています。
- コインチェック
- ビットフライヤー
- ビットバンク
ステップ2:海外仮想通貨取引所(MetaMask)の作成・送金
国内仮想通貨取引所で口座開設が完了したら、ビットコインを購入し、海外仮想通貨取引所に送金しましょう。
海外仮想通貨取引所は複数ありますが、日本人の利用でもっともメジャーなのはMetaMaskという口座です。
国内仮想通貨取引所とは別に海外仮想通貨取引所で口座開設を行い、購入したビットコインを送金します。
ステップ3:ASTRを取引
さいごに海外仮想通貨取引所と取り扱われているASTRを購入したら取引が完了します。
海外仮想通貨取引所での送金には12桁のキーコードが必要となり、間違えた場合資産を失う可能性もあるので、注意して送金しましょう。
おわりに
今回は、Polkadotにスマートコントラクト機能、ステーキング機能などの拡張機能を付与できるAster NetworkというDeFiプロジェクトを紹介しました。
パラチェーン技術が注目を集めるPolkadot、短期間で上場および価格上昇するなど、仮想通貨市場を動かす重要な仮想通貨となっています。
今のうちに取引・運用の準備を行っておけば、将来的に大きな利益を生み出すことができる可能性も高いため、この機会にAster Networkに触れてみてはどうでしょうか?