ねえねえナルキスト!ハードウェアウォレットって何?
ハードウェアウォレットは、かなりセキュリティ性の高い仮想通貨を保管するお財布のことだよ。
しっかりと正しい手順で自己管理をしておけば、ハッキングリスクを限りなく減らすことができるんだ。
今回はハードウェアウォレットの特徴や、初心者におすすめなハードウェアウォレットを紹介していくね!
仮想通貨を購入する際「どのウォレットで管理すれば安全なのか?」と悩んでしまう人は多いのではないでしょうか。
せっかく購入して保有するのであれば、自分のお金を守れるお財布で管理したいですよね。
そこで登場するのが、ハードウェアウォレットです。
ハードウェアウォレットなら仮想通貨を危険にさらさないようにして保管することができます。
今回はハードウェアウォレットの特徴とメリット・デメリット、おすすめのハードウェアウォレットについて紹介していきます。
仮想通貨を購入しようとしている方や既に購入していて安全に管理したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- ハードウェアウォレットはネット環境から隔離されたセキュリティ性の高いウォレット
- ハッキングリスクを減らしたい時に最適
- パスワードを忘れないなどの自己管理が必要
- 初期設定の簡単さと取り扱い種類の豊富さでいえば「Leder nano」のウォレットがおすすめ
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ハードウェアウォレットとは
ハードウェアウォレットとは、インターネットに繋がずに仮想通貨を管理できる仮想通貨専用のお財布のことです。
仮想通貨を管理するウォレットには、大きく分けて2種類あります。
- インターネットにつないで管理する「ソフトウェアウォレット」
- 繋がずに管理ができる「ハードウェアウォレット」
今回はセキュリティ性の高いハードウェアウォレットに焦点を当てて解説していきます。
それぞれの違いはこちらの記事で詳しく紹介しています。
ハードウェアウォレットの特徴
ハードウェアのウォレットの特徴として、以下の3つが挙げられます。
コールドウォレットであり、セキュリティ性が高い
ハードウェアウォレットは「コールドウォレット」とも呼ばれています。
インターネットへ繋がっていない状態の専用のデバイス中に仮想通貨を保存できるというものになります。
インターネット環境に繋がっている場合はハッカーからデバイスに接続されて仮想通貨を盗まれる可能性があります。
しかし、ハードウェアウォレットならそもそもインターネット環境に繋がっていないためハッカー側も接続しようがないのです。
イメージとしては、仮想通貨の金庫のようなものだね。
インターネットから隔離されているから、ハッキングされる心配がそもそもないんだ。
秘密鍵とリカバリーフレーズで管理
ハードウェアウォレットは秘密鍵と24個程度の英単語から構成されるリカバリーフレーズの2種類で管理していきます。
秘密鍵というのは銀行の暗証番号のようなもので、もしハードウェアウォレット自体が盗まれても秘密鍵が分からなければ仮想通貨を引き出すなどの操作はできません。
リカバリーフレーズは秘密鍵と同じような使い方をしますが、リカバリーフレーズはあることで複数の通貨をリカバリーフレーズ一括で管理することができるようになります。
秘密鍵はA銀行の普通預金専用の暗証番号で、リカバリーフレーズはA銀行・B銀行・C銀行全部の暗証番号ってイメージね!
もしハードウェアウォレットが壊れてしまった場合でも、秘密鍵やリカバリーフレーズがあれば新しいハードウェアウォレットへ入力するだけですぐに仮想通貨を移行することができます。
パソコンにUSB接続で送受信
ねぇねぇ、通信環境がないならどうやってハードウェアウォレットへ仮想通貨を入れるの?
いい質問だね。
通信環境を切断されてるといっても、パソコン等とUSB接続をすればその一瞬だけインターネットに繋げるよ。
その他にもスマホとも繋いで仮想通貨を送金できるんだ。
仮想通貨を送金したい時だけ、パソコンやスマートフォンと繋いでウォレット内へ仮想通貨の送金が可能です。
操作も簡単で、USB接続するものがほとんどなので初心者でも簡単にハードウェアウォレットで通貨を管理できます。
ハードウェアウォレットのメリット・デメリット
ハードウェアウォレットのメリットとデメリットをそれぞれ確認していきましょう。
ハードウェアウォレットのメリット
まずはハードウェアウォレットのメリットから3つほど紹介していきます。
セキュリティの高さ
ハードウェアウォレットのメリットは、なんといってもセキュリティ性の高さが1番の魅力です。
管理している時はインターネット環境に繋いでいないので、ハッカーからアクセスされて仮想通貨を盗み出されるなんて心配はありません。
手数料を調整できる
ハードウェアウォレットでは手数料を調整することができます。
手数料を調整すると何が起こるの?
多めに手数料を支払えば、優先的に処理されて素早く着金されるよ。
反対に急いでいなくて数時間程度で着金すればいい、という人なら最小限の手数料にすれば、取引コストを下げられるんだ。
例えば、1回数十万円などかなり高額な資金を送金する時は、多めに払って早めに着金するように設定できます。
反対に遅くとも数時間で着金する程度のスケジュール感で問題なければ、手数料を最低限のみにすれば利用コストの節約にもなります。
このように手数料を自分で調整できるので、手数料を払いすぎることはないというメリットがあるのです。
リカバリーフレーズさえあれば他のデバイスへ
別のハードウェアウォレットへ簡単に移行することができます。
秘密鍵やリカバリーフレーズを移行先のハードウェアウォレットへ入力するだけでOKです。
もしハードウェアウォレット自体が壊れても、安心して使い続けることができるんだ。
ハードウェアウォレットのデメリット
ハードウェアウォレットのデメリットも3つほど抑えておきましょう。
リカバリーフレーズを忘れると引き出し不可能
前述したように、リカバリーフレーズさえあれば他のデバイスへ移行することができるというメリットがハードウェアウォレットにはあります。
裏を返せば、リカバリーフレーズを忘れてしまうと他のデバイスへ移行できず、仮想通貨も取り出せなくなるということを意味します。
じゃあ、リカバリーフレーズを忘れないようにしなきゃいけないね。
スマホのメモに書いておこうっと。
ちょっと待って!
それではスマートフォンがハッキングされた時に、ハードウェアウォレットのリカバリーフレーズも外に漏れてしまうよ。
管理は必ず紙などのオフラインで行ってね。
リカバリーフレーズを知られてしまうと、他人がそのウォレットへアクセスできるようになります。
例えば、ハッカーが別のハードウェアウォレットを用意してあなたのウォレットのリカバリーフレーズを入力すれば、ハッカーの持つハードウェアウォレットがあなたの持つハードウェアウォレットと同期してしまいます。
つまりお財布の中身がハッカーと共有状態となり、簡単に自分の仮想通貨をハッカーが引き出せてしまうというリスクがあるのです。
リカバリーフレーズは他人に見られないように管理しましょう。
ハードウェアウォレット自体に費用がかかる
ハードウェアウォレットは最初に購入費用がかかります。
大体1万5,000円程度ですが、少額を管理したい人には不向きかもしれません。
ただこれからしっかり投資していきたい人にとっては、ハッキングされて仮想通貨が全部0円になるリスクを考えれば必要経費といえるね。
日本語非対応のウォレットもある
ハードウェアウォレット販売業者の中には、日本語非対応のところもあります。
そのため英語でのやりとりとなるので、英語が苦手な人にとって少々難易度が高く感じてしまいます。
購入する際には、日本語対応かどうかを必ず確認しておこう。
ただ、後述するような日本語対応のウォレットもちゃんとあるから安心してね。
おすすめのハードウェアウォレット
おすすめのハードウェアウォレットを紹介していきます。
「初期設定の簡単さ」「日本語対応可能」「取り扱い通貨の豊富さ」などから総合的に判断しました。
どちらも日本の正規販売店なら日本語対応となっています。
Ledger Nano S Plus
Ledger Nano S Plusは、5,500種類以上の仮想通貨に対応しているハードウェアウォレットです。
本体価格は1万円程度と相場よりも安く設定されています。
さらに最大100のアプリをウォレット内にインストールできます。
リニューアルして、DeFiやNFTユーザー向けにかなり充実したサービスを提供できるようになっているよ。
以前まではiPhoneやiPadなどに非対応でしたが、専用アプリをダウンロードすれば簡単にハードウェアウォレットを管理できるようになりました。
NFTについて詳しい説明はこちらをご覧ください。
Ledger Nano X
Ledger Nano S Plusの機能をほぼ全て装備した上に、Bluetooth機能や最大8時間のバッテリーを備えているLedger Nano Xもおすすめです。
価格はLedger Nano S Plusより高いもののかなり使い勝手が良く、画面も大きいのでアドレスの確認なども分かりやすいというメリットがあります。
Bluetooth機能があるってことは、外出先でもスマートフォンと接続して使えるのね!
USBケーブルを使用しないから便利だね。
外出先でも安全に管理をしたい方や、大きめの画面で取引内容を確認したいという方にぴったりです。
よくある質問
業者側が既にリカバリーフレーズなどを知られた状態で手元に届く可能性があり、入金した仮想通貨をリカバリーフレーズを使って業者側から盗まれるリスクがあります。
ビットコインやイーサリアム以外に、ライトコインやビットコインキャッシュ、リップル、ネオなど多くの通貨が取引できます。
まとめ
ハードウェアウォレットは、仮想通貨を保有する際にかなり安全に保有できるお財布といえるでしょう。
ネット環境に接続していないのでかなりセキュリティー性の高い管理を可能にしてくれます。
もしUSB接続やアプリでの接続が面倒という方は、「あまり引き出さない通貨をハードウェアウォレット、取引する分だけbybitなどの取引所のウォレットへ入れておく」などの使い方も利便性とセキュリティ性のいいとこ取りができるのでおすすめだよ。
手数料の払いすぎを防げる一方で、リカバリーフレーズなどを忘れてしまうと自分の仮想通貨が二度と引き出せなくなるというデメリットもあります。
そのため「パスワードを忘れない」などの自己管理が重要となります。
ただ、通常の取引所のウォレットでもパスワードを厳重に管理しなければならないので、ウォレットで管理するのであればハードウェアウォレットで管理した方が自分の資産を守る点ではかなり有効といえます。
コインチェックのハッキング事件などもあり、通常のウォレットでの管理に不安を感じてしまう人も少なくありません。
この機会にハードウェアウォレットを導入して、安全に仮想通貨を管理してみてはいかがでしょうか。
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