bybitでは、「テストネット(Testnet)」という架空の口座(デモ口座)を利用する事が可能です。
しかし、テストネットのデモ口座は、本来のbybit口座とは別のアカウントを登録する必要があるためか、デモ口座そのものの存在を知らない人も少なくありません。
そこで、本項ではbybitテストネットを知らない人向けに、アカウント登録方法や使い方などを詳しく解説します。
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「テストネット」とは?
テストネット(Testnet)とは、架空の資金を使って取引ができる「デモ口座」のことです。
つまり、実際の資金を使わずに取引の“トレーニング”ができる口座となっており、特定の状況下を想定したシミュレーションなどにも役立ちます。
レバレッジ取引は勿論、APIから入金まで殆どのシステムを再現しているため、リアル口座と変わらない感覚で利用できるのが特徴です。
補足:デモ口座
テストネットのポイント3点
ポイント①:仕様はリアル口座と同じ
bybitのテストネットは、リアル口座とほぼ同じ仕様まわりになっています。
つまり、実際のbybit口座と同じシステムで利用できるので、操作練習に役立てることが可能なのです。
また、bybitの口座を解説するか悩んでいる人、試しに取引してみたいけど手持ち無沙汰…という人のシミュレーションにも最適です。
ポイント②:APIも利用できる
「API(Application Programming Interface)」とは、アプリケーションの構築・統合西様するシステムです。
より簡単に言えば、別の取引所が搭載しているチャートツールを増やすことができる機能を指します。
FXを扱う取引所は、自社のAPIプログラムを公開していることが多く、チャートの表示情報や取引口座をカスタマイズすることが可能です。
上級Traderともなれば、APIを駆使して自分だけの自動売買システムを組み上げる場合もあるなど、とにかく「自由に」チャートを操作できる機能です。
ポイント③:利用料金・期限などは一切ない
テストネット口座の登録や利用に料金はかからず、申請なども必要ありません。
また、一般的なデモ口座に設けられている利用期限などもないので、残金さえあれば好きなだけ利用することができます。
残金が無くなっても、ライブチャットからサポートへ入金依頼をすればチャージできるので、制限なく使い続けることが可能なのです。
入金時の注意
テストネットの活用方法
方法例①:カスタマイズ設定のテスト
bybitのチャートはブラウザ版でも豊富なツールを揃えており、カスタマイズ性が高いのも魅力の一つ。
操作設定のトレーニングをしたり、本当に分析しやすい設定なのか“慣らし運転”をしたりなど、様々なテストに活用することも可能です。
方法例②:レバレッジ取引のトレーニング
海外取引所のメリットと言えば、100倍以上の倍率を掛けられる「ハイレバレッジ」。
しかし、ハイレバレッジで安定した利益を出すのは難しく、またゼロカットシステムによる追証なしのルールも相まって損失を膨らませやすいのが欠点。
どこで損切りをすればよいのか、どの辺りで確実に利食いできるのか―テストネットは、このタイミングを掴む練習にもってこいです。
方法例③:相場分析のシミュレーション
仮想通貨を始めとするFX取引では、テクニカル分析やファンダメンタル分析など様々な「相場分析」を行うのが基本です。
相場分析の要となるのがローソク足やインジケーターといった分析ツールですが、これらの動きから予測するには多くの練習が必要になります。
また、分析するためにはツールの組み合わせなども考えなくてはなりません。テストネットは、そのシミュレーションとして大いに役立ちます。
テクニカル分析のススメ
チャートの動きからこれらを予測するのが、「テクニカル分析」という相場分析方法です。テクニカル分析を通じて、“チャートの向こう側”のトレーダーがどのように考えているのかを探ってみて下さい。
テストネット利用時の注意点
いくら儲けても利益にはならない
当然ですが、テストネットは「架空の口座」であって、本当に取引を行うツールではありません。
テストネットの結果がリアル相場に影響をもたらすことはなく、稼ぎに応じたボーナスも存在しません。
「リアル口座」と一緒にしないこと
デモ口座の利用で陥りやすいのが、「デモ口座でここまで稼げるのだから、リアル口座でも大きく稼げるだろう」という“思い込み“です。
当然ですが、デモ口座で上手く稼げたと言って、実際の取引でも同様に稼げるとは限りません。
リアル口座では、現金を扱うという緊張や大きな相場変動が関わるため、デモのように上手く事が運ぶ方が珍しいのです。
―経験の浅いトレーダーが陥りがちなリスクです。テストネットはあくまでも「シミュレーション」として考えましょう。
URLをよく確認すること
テストネットとリアル口座のサイトデザインは一見すると殆ど同じで、間違えてしまう人が続出しています。
両者の見分け方としては、URLに「testnet」という単語が記載されているか否かで、この文字があればテストネットです。
なお、テストネットは全ての関連ページURLが「testnet」から始まるので、取引を始める際もまずはURLを確認しましょう。
https://www.bybit.com/ja-JP/
・日本語版テストネットのトップページ
https://testnet.bybit.com/ja-JP/
スマートフォンでの使用はできない
残念ながらテストネットはブラウザ版の対応のみで、アプリ版は配信されていません。
PC(またはパソコンOS対応端末)でないとテストネットを利用できないので注意しましょう。
ちなみに、bybitの本口座はアプリ対応ありなので安心して下さい。テストネットも、アプリ配信をスタートする可能性は0ではありませんよ!
テストネットの利用方法
テストネットのデモ口座を利用するには、“本口座と別のアカウント”を登録する必要があります。
ただし、講座の解説方法は通常のリアル口座と変わりありません。
こちらの記事も参考にして下さい。
テストネットを利用するには?
bybitテストネットの公式サイトへアクセスしましょう。
「Eメールアドレス登録」か「携帯電話番号登録」のいずれかを選んで入力し、「パスワード」を設定します。
(パスワードは8文字以上かつ大文字・小文字・数字をそれぞれ混ぜる必要があります。)
※紹介コードは所持している場合のみ
いずれの移住国にも該当しないのであれば「いいえ」をクリックしましょう。
(なお、該当する場合はbybit口座の開設ができません)
すると、登録したメールアドレス(または電話番号)に認証コードが届きます。
登録画面に戻ってコードを入力し、最後に「登録完了」をクリックしてください。
開設時の注意点
・コードの有効時間は「5分間」です。これを過ぎたら再度送信する必要があります。
・リアル口座を開設してしまわないよう、必ずURLを確認してから記入して下さい。
テストネットの入金方法
テストネット口座の入金方法だけはやや特殊で、リアル口座とは異なります。
なお、リアル口座と同じ方法で入金しようとすると、上記のような画面が表示されます。
画面右下にある「サポート」を開きます。
検索バーに何でも良いので記入し、検索結果を開きます。
すると、このような画面に映るので、右下の「オンラインチャット」をクリックしましょう。
入金依頼の旨を記載して、「チャットを開始」をクリックし、ライブチャットを開始しましょう。
その後、スタッフに入金依頼し反映されていれば完了となります。
テストネットの取引方法
テストネットの取引方法も、リアル口座のチャートとほとんど変わりません。
より詳しい使い方については、以下の記事も参考にしてください。
②:レバレッジ変更
③:注文方法
④:購入設定
⑤:利食い・損切り設定
⑥:確定ボタン
注文確定までのSTEP
STEP1:「クロス」をクリックし、マージン(証拠金維持率)の設定変更を行います。
クロスマージン:証拠金口座にある資産を全てを清算に適用
分離マージン:証拠金口座にある一部の資産のみを清算に利用
STEP2:倍率のバーを操作し、好きなレバレッジに変更します。
(なお、デモトレードはマージンとレバレッジ倍率の設定が少し異なり、全て同じ画面で行うことになります。)
STEP3:指値・成行のいずれかを選びます(※)
※「条件付」を選択することで、より細かい注文設定が可能
STEP4:商品の価格と契約数(通貨数)を入力します。
STEP5:必要であれば、ここで利食い・損切りのラインを設定しておきましょう。
STEP6:買い・売りのいずれかを選択して注文確定となります。
まとめ
テストネットのポイントと注意点をまとめました。
- bybitのリアル口座と同じシステムで利用できるデモ口座
- トレードは勿論、分析ツールやAPIなどの操作練習にも活用できる
- 利用料金・有効期限などが設けられていないので自由に使える
- 口座アカウントや入金方法など、リアル口座と異なる点に注意
- 当然だが、テストネットの結果は利益にならないので気をつけること
デモ口座というと初心者のトレーニング機能と思われがちですが、ベテランのトレーダーがシミュレーション用に使うことも多いです。
bybitテストネットは利用料金や有効期限などもないので、より気軽に利用できる機能となっています。
初心者から上級者まで―bybitのユーザーにとって、長くお世話になる機能の一つと言えるでしょう。
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