bybitで使用できるブラウザチャートは、ローソク足やインジケーターを始め、豊富な分析ツールを取り揃えているのが特徴です。
そのため、「どれを使ったら良いかわからない…」と悩むトレーダーも多いでしょう。実際には、どのツールにもそれぞれ「使い所」があり、どれが良いかは使い手によって変わります。
ここでは、プラットフォームの特徴や使い方について、今すぐにでもトレードが始めたい―という人に向けて紹介していきます。
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bybitの取引プラットフォーム
bubitで扱っている取引プラットフォームは以下の通りです。
- ブラウザ版
- アプリ版
まずは、プラットフォームごとの特徴やシステムなどを紹介していきます。
なお、「bybitテストネット」(デモ口座)の詳細はこちらで紹介しています。
ブラウザ版
ブラウザ版のbybiy公式サイトから直接アクセスできる専用チャートです。
「公平かつ公正な価格決定システム」を目指し、より透明性の高い取引を行えるよう、豊富な分析ツールと軽快なサーバーで快適な取引環境を提供します。
サーバー性能が高いため動作が軽く、市場データのリアルタイム更新を強みとしており、比較的タイムラグが少ないのがメリットです。
さらに、日本語にも標準対応しているので国内ユーザーでも安心。スタッフサポートやマイニングセンターなど、bybitのあらゆるシステムが完備されています。
- 公式サイトにアクセスしてすぐに利用できる
- 「TradingView」対応で、豊富なツールを取り揃えている
- サーバーが軽くタイムラグが発生しにくい
- 日本語フル対応でライブチャットも可能
- 入出金の反映が遅いなどの不便な点がある
- デモ口座とデザインが同じで混合しやすい
ブラウザ版の主な機能
ブラウザ版でのMeta Traderには対応していないbybitですが、ブラウザ版だけでも十分に使える機能が備わっています。
ここでは、特に重要になる機能・システムを紹介します。
①ローソク足・インジケーター
ローソク足やインジケーターなどの分析ツールは、チャートの基本となる機能です。
チャートではローソク足を使った相場予測が基本ですが、これだけでは情報が足りません。そこで、相場の値動きをより詳しく表示するインジケーターの出番となります。
インジケーターの種類は取引所ごとで数の差が激しく、特に国内取引所では基本的なツールしか揃えていなことが多く、物足りなくなってしまうことも。
bybitでは、30を超えるインジケーターから選べるので、チャートを用いた相場分析に不足することはありません。
補足:相場分析
商品価格の相場や値動き、経済状況などを判断材料にして、将来のトレンドを予測することを「相場分析」と呼びます。
主要的な相場分析として挙げられるのは、「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の2種類。この内、チャートを用いて分析を行うのは前者のテクニカル分析です。
テクニカル分析では、ローソク足やインジケーターなど様々なツールを用いて、取引状況の動きから予測を立てます。
レート変動の激しい仮想通貨で安定したトレードを行うためにも、身につけておきたい分析方法の一つです。
②API(Application Programming Interface)
「API(Application Programming Interface)」とは、他の取引所が提供するプログラムを共用できるシステムのことです。
よりわかりやすく説明すると、bybitの取引ツールでbitflyerやbinanceなど、他の取引所のツールを使用したり、市場情報を表示するなどの操作ができます。
仮想通貨取引所では自社のAPIを提供している事が多く、簡単なリクエスト(※)入力だけで組み込めるので、プログラミングの専門知識がなくても簡単に利用することが可能です。
ただし、自動売買は目を離している内に思わぬ損失を出してしまう事もあるので、なるべく計画的に利用しましょう。
③ライブチャットサポート
ブラウザ版のbybitなら、ライブチャットからスタッフサポートを利用できます。
bybitのサポートは日本語に対応可能。もしツールの使い方に困ったり、取引や入出金でトラブルが発生した場合、すぐにスタッフへ問い合わせることが出来ます。
ライブチャットはSMS方式で通話できるので、リアルタイムでサポートを利用することも可能です。
bybitはMeta Traderに対応している?
「Meta Trader」とは、FX専用に設計された海外製の取引プラットフォームです。
カスタマイズ性を重視した多機能型のチャートツールで、チャートの動きから予測する「テクニカル分析」には欠かせないものです。
―ところが、bybitでは未だ将来的にMeta Trader4を実装する旨の予告のみで、ブラウザ版はいずれにも対応していません(アプリ版のみMT5対応)
補足:Meta Traderのメリット
Meta Traderの特徴は描写ツールと対応APIの豊富さ。ブラウザ版・アプリ版よりも自由にカスタムでき、自分に合ったオリジナルチャートを組み立てることも可能です。
反面、高度な操作と分析力を要求されることもあるので、使いこなすには相応の技術を要するベテラン向けのツールです。
なお、MT4・MT5はそれぞれ異なる特徴を持っており、搭載している機能・ツールを始め様々な違いがあります。
将来的にはMT4に対応
インジケーターやEAなど、FX取引の分析ツールに特化したチャートツールです。
最大の特徴は、カスタマイズ性を重視した多機能型のシステムです。多種多様なAPIやEAを駆使することで、独自のオリジナル自動売買システムを作成できます。
さらに作成した自動売買システムと、豊富に揃ったインジケーター・EAと組み合わせることで、独自のチャートツール作り上げて提供することも可能。
なお、海外取引所の殆どはMT4が主流になっていますが、国内取引所ではあまりメジャーではありません。
- インジケーター・EAの種類が豊富でテクニカル分析に強い
- 設定の自由度が高く、APIによるカスタマイズの幅が広い
- EAを駆使して独自の自動売買システムを組み上げることもできる
- オリジナルのチャートツールを作成・売買することも可能
デメリット
- カスタマイズ性が高すぎて初心者には敷居が高い
- 取引所によって仕様関係の差異が激しいので注意
アプリ版はMT5対応
為替FXやCDF向けに開発されたチャートツールで、国内取引所ではこちらが主流です。
時間足や板情報といった馴染みのある分析ツールが中心で、国内ユーザーにとって親しみやすいシステムにつくられているのが特徴です。
インターフェイスも国内ツールを基本としているので、気配値やナビゲーターなどの情報が見やすく配置されており、MT4よりもシンプルで操作しやすい設計となっています。
更新のタイムラグを減らすため、MT4よりメモリを消費してしまうという欠点はあるのもの、動作が軽くスムーズで初心者にも優しい取引ツールです。
メリット
- ローソク足や板情報などの分析ツールが豊富
- ・気配値・ナビゲーターウィンドウなどの情報表示が見やすい
- 動作が軽快かつスムーズで更新のタイムラグが少ない
- 「使いやすさ」を意識したインターフェイス
デメリット
- MT4に比べるとインジケーターやEAの種類が少ない
- 端末のスペックが低いと動作が重くなりやすい
アプリ版
スマートフォン専用のプラットフォームで、外出先でも取引したい人向けのツールです。
ブラウザ版同様に日本語フル対応で、カスタマーサポートも利用できます。
小さな画面に収めるべく、シンプルなインターフェイスにまとまってはいるものの、チャートとして必要な機能はすべて備えているので不便はありません。
しかし、使用しているスマートフォンのスペックに左右されてしまう点が多く、メモリが足りないと動作が重くなりがちなのが欠点です。
- 場所を問わないため外出先でも取引できる
- MT5対応なので国内ユーザーでも使いやすい
- 日本語フル対応かつカスタマーサポートも完備
デメリット
- スマートフォンのスペックに左右されやすい
- 端末のメモリや電波状況によっては動作が遅くなる
bybitプラットフォームの使い方
なお、口座の開設・入金方法については割愛します。以下の記事を参考にして下さい。
開始方法
公式サイトにアクセスし、上記タブメニューの「現物(※)」または「デリバティブ」を選択し、取引契約と通貨ペアを選択します。
※現物取引を行うには申請が必要になるので注意。
すると、このようなチャート画面が表示されます。
注文方法
②:レバレッジ変更
③:注文方法
④:購入設定
⑤:利食い・損切り設定
⑥:確定ボタン
注文確定までのSTEP
STEP1:「クロス」をクリックし、マージン(証拠金維持率)の設定変更を行います。
分離マージン:証拠金口座にある一部の資産のみを清算に利用
STEP2:倍率のボタンを選択し、好きなレバレッジに変更します。
STEP3:指値・成行のいずれかを選びます(※)
※「条件付」を選択することで、より細かい注文設定が可能
STEP4:商品の価格と契約数(通貨数)を入力します。
STEP5:必要であれば、ここで利食い・損切りのラインを設定しておきましょう。
STEP6:買い・売りのいずれかを選択して注文確定となります。
チャートの使用方法
ツールなどの描写設定は、チャートの周囲にあるタブメニューから変更できます。ここでは、主に使用するツールのみを紹介します。
②:インジケーター
③:チャート設定
④:通知ボタン
①時間足
左上のメニューからは、ローソク足の時間を設定できます。
また、横にあるマークは表示するローソク足の種類を変更できます。
②インジケーター
「インジケーター」のメニューをクリックすると、表示したい分析ツールを選択できます。
③チャート設定
ダイヤルのボタンをクリックすると、より細かいチャート設定が可能です。
④通知ボタン
このボタンをクリックすると、通知の設定が可能できます。
まとめ
- ブラウザ版はMeta Trader非対応だが、機能・ツールが豊富で使いやすい
- アプリ版のみMT5対応。動作はスムーズだが端末のスペックに大きく左右される
- 日本語によるサポート対応も可能。いざというときのトラブルにも安心できる
- 場bybit公式のアナウンスから、将来的にMeta Traderに対応する可能性大
本項で述べたように、bybitでは様々な機能・サポートを使うことが可能です。
無論、ブラウザ版は取引用のツールであるMeta Traderに比べて劣る点はありますが、豊富な機能とツールのおかげで取引には困りません。
海外取引所ではありますが、MT5の機能をベースにしているので国内ユーザーでも馴染みやすく、更にサポートを含む全ての機能が日本語フル対応。
―海外取引所を使ったことがない初心者トレーダーにこそ、おすすめしたい取引所です。
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